いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう

文学パパが綴るかけがえのない日常

白桃茶

ルピシアで買った白桃茶を飲みながら今日を振り返ってみる。なんとも形容しがたい一日であった。

 

水曜日に祝日を置くなんて、なんともセンスの良い配置である。この休日のおかげで週の前半も頑張れたし、明日からの後半も走りきられるに違いない。

 

そのような有り難い週半ばのリフレッシュデー。天気にも恵まれた。有意義に過ごそうと、昼から皆で自転車に乗り万博公園を目指した。秋風の中で走らせる自転車は快適で、目の端々で捉える紅葉も、気分を高めるうえでの一役を買ってくれていた。

 

しかしながら万博公園前に到着し、気持ちが曇りはじめる。ものすごい人の数だったのだ。ロハスフェスタが行われていることは事前に知ってはいたが、まさかこれほどまでの人出であるとは。


隣接するエキスポシティもすごい人混みで、入館して細かい買い物はしてみたものの、次第に気分が悪くなり、昼食もとらないままにすぐさま退散した。

 

いきなり予定が崩れてしまったので、お昼をとるために近隣の食事処を探した。妻が見つけてくれたのは、ヘルシー料理を供するオシャレなカフェ。ランチタイムは終わっていたが、親切な店長さんらしきスタッフが特別にメニュー表をもってきてくれた。

 

私が選んだ牛肉カレーはとても美味であった。妻のヘルシー定食や娘のパンや惣菜も同様。店の雰囲気もいいし、スタッフさんも好印象、なにより人波が穏やかで、ゆっくりと気持ちを落ち着かせられた。

 

その後は家に帰り、皆で短い昼寝をとった。起きたところで私が鍋をつくり、食後は今日買ったばかりのルピシアの紅茶を妻と飲んだ。予定通りにいかずに嫌な気持ちも味わったが、そのおかげで良い店も見つけられ、プラマイゼロな感覚である。

 

いや、疲れはないし、紅茶は美味しいし、若干プラスが勝っているかもしれない。一日だけのお休み、これくらいの充実感が得られれば上出来なのかも。

 

味があるわけではないが、フルーティな微かな香りにそそられる、まさにこの白桃茶のような一日だった。あと一杯お代わりし、明日からまた頑張ろう。