いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう

文学パパが綴るかけがえのない日常

産業医との面談

今日は業務の途中に産業医との面談があった。

 

先月から続いて2回目である。我が社では月の残業時間が基準値を連続で超えると、このように産業医との面談が強制的にセットされる。

 

2回目なので前回のように驚きはしなかったが、改めて思う。なんとも形式的で、意味のない面談なんだ。時間の浪費、受け答えするのも虚しくなる。

 

会社側はこれをすることで社員の健康管理面での義務が果たせるのだろうし、産業医側は形だけでも面談することで報酬をもらっている。なんだか、双方の体裁のために付き合わされてる気持ちになった。

 

「残業が続いてますが、疲れは溜まってますか?」

「はい」

「そうですよね。お忙しいですよね。適宜リフレッシュしながら、睡眠はしっかり取ってくださいね」

 

このように、質問され応えても、当たり障りのないことが返ってきて、次の確認に移る。本人確認したが健康上の問題は見受けられなかった。そのような結果を報告したいがためのやり取りに思えるのだ。

 

ストレスが原因かはわからないが、最近大腸にポリープが複数できて手術したばかりだ。そんなことを言ってみても、すでに治療を行なったということでよかったですね、といった感じで返ってくる。

 

もちろん、キツすぎて会社に伝えて欲しいと言えば、産業医の口から会社に伝わり、そこから上司に業務改善命令が出されるのであろうが、それをしたところで仕事量が減るわけではなく、尚更不毛な面談や調書作成が増えるだけであろう。上司にもそんな手間をかけさせるくらいなら、仕事面での更なるフォローをお願いしたいところである。

 

心を殺して面談を終わらせ、すぐに仕事に戻った。産業医の一面しか見ていないので失礼なのかもしれないが、彼女らの仕事を心底羨ましく思った。