いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう

文学パパが綴るかけがえのない日常

同期との会食

いつぶりだろう。会社の同期三人で飲んできた。

 

同じ職場でお互いに鬱々とした気持ちを抱え、互いに励まし合っていた三人であった。コロナが落ち着いたら飲みに行こう。一年越しの約束をこのたびやっと叶えられた運びである。

 

とはいえ、家族以外で会食するなんていつぶりだろう。なにも宣言が出されているわけでもないのだが、やはり若干の後ろめたさを感じていた。が、数年ぶりに繁華街に行ってみて驚いた。こんなに皆飲んでいるのか。なんだか拍子抜けしてしまった。

 

同期三人との会食は本当に楽しかった。似たような境遇にあるので、会社の愚痴話に花が咲く。こんな中年にはなりたくないなと若手の頃には思っていたものだが、なってみると案外楽しいものである。

 

主催者おすすめの鍋料理店で腹を満たした後は、ふたりが凝っているというウイスキー類が豊富に揃えられているバーに連れて行ってもらった。こんな、いかにもな雰囲気のバーに来たのは初めてだったので、酒好きでもないのに心が躍ってしまった。

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二軒目でも話題はつきない。ネガティブな話題は減り、徐々にプライベートや趣味の楽しい話が増えていく。ふたりと仕事以外で話すのは初めてだったが、前よりもずっと人となりが知れて、さらに彼らのことに親しみを覚えた。

 

カクテルとウイスキーを何杯か頂き、時間も遅くなってきたので、後ろ髪をひかれながらにお開きをした。会社の飲み会は大嫌いだけど、好きな人達との飲み会はこんなにも楽しかったかと再確認できた。

 

仕事のストレスが解消できた。同期っていいな。