いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう

文学パパが綴るかけがえのない日常

しりとりブーム

「あの、つなげるやつ、やろ?」

 

昼食時に娘がそう誘ってきた。なんのことかと逡巡したが、昨夜のことを思い出した。彼女がやりたいと言っているのは『しりとり』のことである。

 

妻から教わったことで、昨日から娘はしりとりにハマっている。そういえばこれまで教えていなかった。そんな昔ながらの遊びを新鮮に楽しんでいる娘の姿が、私の目にはとても新鮮に映った。

 

娘は5歳。しりとりを覚えるタイミングとしてはどうなのだろうか。もっと小さい頃からやっていそうなイメージはあったが、ルールを理解する力はもちろんのこと、ある程度の語彙が無ければ楽しむことはできない。そういう意味では、このタイミングがむしろ妥当いう気もしてくる。

 

なんにせよ、昨日初めてしりとりを知った娘は、その面白さに魅了されているようだ。事あるごとにしりとりをふっかけてきて、何度でも遊んでいる。

 

改めてやってみると、なかなか有益な遊びだ。語彙は増えるし、頭の中をまさぐる体操にもなる。

 

大人と子供じゃ勝負にならないと思いきや、娘の知らない言葉は使ったらダメという条件を入れるだけで、なかなか面白い勝負になる。娘が何の言葉を知っていて、何を知らないかの確認もできるので、子供の語彙力を測る上でも有効な手段だと感じた。

 

娘もしりとりをもっと強くなるため、語彙を増やすモチベーションが湧いているようだ。昨夜も寝る前に「次あの字がでたら、あれを言おう」と予習復習をしていたとのこと。良いことだなあと思う。

 

それにしても、しりとりをして改めて実感するのが、字によって言葉の偏りがあることだ。『ず』とか『る』とか難しやしないか。全然出てこない。