いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう

文学パパが綴るかけがえのない日常

走り方は忘れない

サンタから貰った自転車に娘と乗りに行った。

 

寒くなって以来、自転車の練習は滞っていたのだが、乗り始めると娘はすぐに勘を取り戻した。

 

やはりよく言われている「自転車の乗り方は一度覚えると忘れない」というのは事実らしい。初めて乗る新しい自転車でも走れたことに手応えを感じたのか、娘もかなり誇らしそうであった。

 

走り出しと、カーブと、ブレーキ。まだまだ覚えることは多々あるものの、過去の練習がしっかりと習得されていたことがわかっただけで、今日は満足であった。また天気の良い日に練習をしていこう。

 

かたや、私は明日から仕事が再開する。

 

はたして、仕事のやり方は覚えているだろうか。嫌だった気持ちも薄れているくらいなので、もしかしたらすっかり走り方を忘れているかもしれない。

 

それでも足場は構わず後ろへと高速で流れていくので、必死に走らなければ転んでしまう。水、木、金。3日走ればまた3日休息を取ることができるので、せめてそのことだけは救いだと思わなければ。