いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう

文学パパが綴るかけがえのない日常

けろっと治る

朝起きてすぐに息子が母乳を吐いた。

 

着替えさせ、身体や床を拭いたのち、今度は飲み物を飲ませたのだが、それもすぐに吐き出してしまった。すこぶる不機嫌で顔色も悪い。

 

嘔吐系の病気は伝染がこわい。娘を別室に行かせ、私たちもマスクを装着し、除菌スプレーを手に吐瀉物を処理した。

 

飲ませば吐き、吐いたらぐったりして腕の中で寝た。布団に横にならせるとしばらくすると目を覚まし、身体を起こすとまた吐いた。心配でならなかった。長期戦を覚悟し、誰かにうつるという最悪の事態も想像しないでいることは難しかった。

 

しかし長めの眠りを挟んでから、事態はガラリと好転する。目を覚ました息子はいつもの上機嫌な彼に戻っていたのである。食欲も復活したようで、食べたい食べたいと地団駄を踏んだ。

 

私たちはおそるおそる食べさせると、なにも問題なくいつものようにパクパク食べた。嘔吐もない。あれ、さっきまでの絶不調はなんだったのか。

 

結局はそのあとも何事も起きず、すっかり息子は元気になった。今朝は普段より早起きをしたので、もしかしたら寝不足で気持ちが悪かっただけなのかもしれない。とりあえず胸を撫で下ろす。休みのうちに回復してくれてよかった。

 

そのようにして今回の三連休は終わった。どこに行くでもなかったが、家族4人でのんびりと過ごすことができてよかった。明日からの一週間は一年で最もハードな内容となるので、覚悟して臨まねば。