いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう

文学パパが綴るかけがえのない日常

【終】おためし転職活動④

残業終わりの夕食時に電話があった。

 

「おめでとうございます!内定通知きました!」

 

最終面接の直後から妻には「受かった」と伝えていたくらいに手応えがあったので、正直驚きはしなかったが、それでもやはり嬉しかった。連休を挟み、そろそろソワソワしはじめる時期だったので、今日通知がもらえてホッとした。

 

内定をもらった会社は第一志望の会社であった。というか、面接を受けたのはそこだけで、そのまま他の企業に浮気する間もなく、結局は最後までいってしまった。転職活動の期間は3ヶ月くらいか。

 

選考を経るごとに、どんどんその会社が好きになっていった。今の仕事がヒドイということもあるが、仕事内容が何より私にとっては魅力的であった。

 

職種を変えるので、条件は妥協しなければならないかと半ば覚悟はしていたが、提示年収は今より100万円以上も高かった。職級も未経験なのに今の会社と同等(係長級)にしてくれていたし、至れり尽くせりな待遇だと感じた。

 

その企業は過去、仲の良い同期が同じように転職をした先だったので、さっそく報告がてら電話した。当たり前のように話は盛り上がり、今週末、我が家に遊びに来て更に話を聞くことにした。

 

もうほとんど心は決まっているが、家族の人生にも関わる重要な決断なので、もう少し気持ちを落ち着かせてから結論を出したい。退職するとなると、またここからやらねばいけないことも多々あるので、その覚悟や準備もしなくちゃならない。

 

ただなんにせよ、「おためし転職活動」シリーズは今日でおしまいだ。決断次第で、新シリーズのタイトルは変わるだろうが、変わらずここに軌跡を書き残していこうと思っている。

 

しかしまあ、今夜だけは、まずは素直に喜ぼう。