いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう

文学パパが綴るかけがえのない日常

MONKEY vol.26 翻訳教室

柴田元幸監修の文芸誌MONKEYの最新刊を読了。

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気になるテーマの時には購読している文芸誌だ。今回は英語の勉強も兼ねられるようなテーマだったので、予約注文をしていた。表紙も実に可愛らしい。

 

翻訳文を推敲、修正していく過程や、翻訳者によっての訳し方の違い、翻訳者だからこそ気づく有名作家の特徴的な単語使い等、どれも興味深く読めた。

 

また柴田元幸が訳したいけど未だ訳せていない作品達のリストや、まだ刊行前であるポール・オースターの長篇『4321』の一部が読めたりと、柴田ファンの私からすれば堪らない内容が詰まっていた。

 

文芸誌や雑誌というのはあまり買わないタチなのだが、たまに読むと、書籍とは違う読み方ができ、新鮮さを味わえている。またこういうものこそ、紙媒体の方が読みやすいので、今後もこのフォーマットでしぶとく生き残っていくのではないだろうか。

 

ビジネス的な採算は知らず無責任な意見ではあるが、希望としてはそうなって欲しいと願っている。