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統計学が最強の学問である[ビジネス編]

西内啓の『統計学が最強の学問である[ビジネス編]』を読了した。
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シリーズ3冊目である。ビジネス書を読みあさる日々だが、こちらは仕事に向けて、というよりは半分趣味として読んだ。過去二冊と同様、統計学を使いこなしたいというモチベーションが湧き立つ内容であった。

 

今回は『ビジネス編』ということで、経営、人事、マーケティング、オペレーションと、それぞれの部門で応用でき得る統計学的アプローチが紹介されていた。

 

経営については、ここ最近多角的に学んでいたこともあり、イメージが湧きやすかった。一方で人事やマーケティングについては業務経験がないため、なかなかイメージを掴むのが難しい箇所もあった。

 

また本書では統計学的アプローチを中心に言及されており、具体的な算出方法等は前作の『実践編』を参照するよう記されていた。私は前作も読んでいるのでよかったのだが、もし本書から読む人がいれば理解に苦しむのではないか。人気シリーズがゆえに許される、前作を読んでいる前提での強気な作りであった。

 

このシリーズはこれで4冊中3冊を読んだことになるが、残り1冊は『数学編』で嗜好から外れるので、おそらく手に取ることはないだろう。

 

3冊の中でいえば、最初に読んだ『実践編』が結局は一番感銘を受けたし学びも多かった。具体的な統計手法も詳しく書かれているので、今後も読み返すとしたら『実践編』だろう。いつか仕事で活用したいな。