いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう

文学パパが綴るかけがえのない日常

娘の進級式

娘が年長さんに進級した。

 

進級式には妻だけの参加となったが、この日を迎えられて感慨深く思った。昼頃に少しおめかしして元気に家を出た娘。帰ってきた時もやっぱり笑顔であった。

 

期待していたクラス替え。娘はクマ組がいいと言っていたが、残念ながらゾウ組だったそうだ。ただメンバーはオールスターといえるような布陣。この二年間、妻や娘の口からたくさん聞いていたお友達の名前が、ずらりとクラス名簿に連なっていたのである。

 

これは三年間の幼稚園生活の集大成を飾るに相応しいクラスだ。本人を差し置いてついつい私の方が嬉しくなってしまった。もちろん、本人も仲良しのお友達と一緒でたいそう喜んでいる。

 

ただ、気を抜けないのが、組み合わせがもたらす悲劇というものがあるということだ。ひとりひとりとは仲が良くても、それが一堂に会することで予期せぬことが起こり得る。子供たちは無垢ゆえに残酷でもあるので、悪気もなくお友達に順位付けもする。

 

それによって娘が悲しい思いをしなければいいのだけれど。まだ起こってもいないことを心配しても仕方がないのだが、娘可愛さにゆえにそんなことまで気を揉んでしまうのであった。もちろん反対に、娘が誰かを傷つけることも同様にあり得るのだけれど。

 

なんにせよ娘にとって幼稚園最後の学年が始まった。今学期も彼女らしく、楽しい日々を過ごしてほしい。