いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう

文学パパが綴るかけがえのない日常

初出社

今日は新しい会社に初出社した。

 

時間を拘束される導入研修が終わり、今日から所属部署での勤務が始まったからだ。そのタイミングを見計らってコーチ役の上司が面談をセットしてくれた。現在は原則在宅勤務なのだが、顔合わせも含めて対面でやらないかと誘ってくれた。

 

同じ所属の同期の話を聞くと、コーチからのアプローチは人それぞれのようだ。他の二人は入社間もない頃から連絡があり、既にプロジェクトアサインの話もあったようだった。

 

早く実践に入れて良い面もあるのだが、研修や入社手続きも大量にあるため、私は研修終わりに面談してもらえて有り難かった。そういう配慮ができる上司にあたったことを、秘かに嬉しく思っていた。

 

実際に対面して話してみても、上司は素晴らしく尊敬できる人であった。同じく中途組らしいが5年でツーランクもアップし、現在は部門管理職の中でも、若くしてエース的な立ち位置のようだった。

 

自身の強みとキャリアビジョンも明確に理解されていて、とても参考になった。それでいて、自分の考えを私に押し付けることはせずに、参加するプロジェクトについても、今後のキャリアプランをもとに考える猶予を与えてくれた。

 

私が配属されたチームは、その上司がボスとなるのだが、その配下に走っているプロジェクトたちはどれも面白そうで魅力的に思えた。正直、どれでもやりたい、というのが今の率直な気持ちであるのだが、せっかく猶予を与えてくれたので、今月いっぱい使って考えてみたいと思う。

 

昼食はその上司と組織長と三人でランチに行った。どちらも採用時から面接をしてくれた方々なので、楽しく会話を交わせた。それなのに対面では初めて会うので、なんだか少し変な感覚だった。

 

ランチはご馳走になり、その足でカフェに向かった。オープンテラスでしばし談笑をし、昼休憩が終わるとオフィスに戻った。組織長はそのままオープンカフェで仕事をするとのこと。やっぱり事業会社とは違うなあと実感がもてた。

 

その後、オフィスでしかできない手続き系を済ませると、自宅に一度帰ってから仕事をすることにした。帰宅途中に別の上司から電話があり、帰宅直後にアサインされる予定のプロジェクトの概要説明を受けた。

 

まだ完全に受注したわけではないとのことだったが、最初のプロジェクトに適したベーシックなアドバイザリー案件だったし、マネージャーと私のふたり体制とのことで、ひととおりスタッフとしてのタスクが経験できる有り難い機会だった。

 

是非やらせてほしいと回答し、正式な受注が決まるまでは予習をしながら待機することとなった。連絡が来るまでに残っている必須のe-Learningたちを終わらせておけば、あとはプロジェクトに集中できる。明日からの猶予期間で、やるべきことを全て済ませて準備を万全にしておかなければ。

 

そんなわけで、もうすぐ本格的なプロジェクト業務が始まりそうである。幸運なことに上司や案件には恵まれていそうなので、あとは全力でぶつかるのみだ。