アサイン予定だったプロジェクトが消滅した。
クライアント側は契約を望んでいたが、うちのファーム側の都合でお断りする運びとなったらしい。おかげでコンサルデビューはGW明けまでお預けとなった。
少しばかり残念だが、予行練習もできたし、こんなこともあるのだと早めに知れてよかった。自身を強化する猶予も延びたし、図らずともGW中に仕事関連で悶々とすることはなさそうだ。
そうとわかればと、さっそく図書館で勉強のためのビジネス書を追加で何冊か予約した。貸出可の状態だったので、週末には受け取りにいけるだろう。アサイン候補と知らされたプロジェクト達の概要を予習したかぎりでは、もう少し経営戦略とビジネスモデルについての知識を事前に仕込んでおきたいと思ったのだ。
前職の事業会社にいた頃は、こんなに学習意欲がなかったのに不思議だ。やはりあくまで組織で仕事をやっていたし、社内でも数年で職種が変わるので、今の職を極めようという気持ちには全然なれなかった。
一方で現職では、組織ではなく個人(の集合体)で仕事をするし、自分が希望をださない限りは(ランクは上がれど)ずっと同じ職種でやり続けられる。知識や経験をつめばつむほど成果にも繋がるし、年数を重ねていくほどにそれがそのまま上積みされていく。
そう思うと、事業会社でも「ジョブ型」の人事制度が次々導入されているのも頷ける。働く側にとっても、会社側にとっても、合理的であると私も考えている。まあ、長年勤めた社員にとっては、旧制度からのいきなりの方針転換はたまったもんじゃないだろうが。
また、自らのモチベーションを基に勉強をしていると、自分が興味ある分野がわかってくるので興味深い。私の場合は、やはりテクノロジー分野への興味は薄く、経営や戦略に対する興味が深いようだ。
幸いなことに、私が所属するチームも上流工程、戦略や新規モデル策定を専門とするところなので、興味と求められることがマッチしていて安心している。
ただ過去の成果物を見る限り、今の自分では到底歯が立ちそうにないので、休暇中も合間をうまく使って勉強を続けよう。とにかく鉄は熱いうちに打つに限る。