いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう

文学パパが綴るかけがえのない日常

最悪の夜を乗り越えて

高熱に頭痛、悪寒に鼻詰まりで酷い仕打ちだった。

 

割れんばかりの頭の痛さに眠ることができなかった。深夜には我慢できなくなり、鎮痛剤を乾いた喉に無理やり押し込んだ。それでもすぐには効かない。

 

ソファで横になったり、布団に戻ったり。最終的には、大好きなラジオを流して気を紛らわせながら、いつのまにか眠ることができていた。

 

朝起きると、少しは頭の痛みが引いていたが、それでも38度くらい。さすがに昨夜がピークであろうと思いたいが、それでも症状が引くまでにはもうしばらくかかりそうだ。

 

不幸中の幸いだが、オーダーをうけていた仕事は、発症する直前に終わらせることができており、昨日時点で報告も済ませていた。ただその成果物について本日上司とディスカッションをする予定だったのだが、さすがにコンディションが悪いので延期を申し入れた。

 

上司は体調最優先とご配慮をいただき、成果物に対しては確認してフィードバックを送っておくから、体調が戻ったらそれを確認しておくよう言ってくれた。またディスカッションも来週末に再設定してくださり、納期についても問題なく進められそうだ。

 

社内のガイドラインに沿って感染について報告を行い、所属の組織長にも一報を入れておいた。誰もが暖かい言葉をかけてくださり、図らずとも会社の懐の深さを実感することができた。

 

今日も早めに退勤し、明日もメール確認や上司からのフィードバックの確認くらいで仕事は切り上げる予定だ。年休をとってもいいのだが、どうせ裁量労働制なので無意味に年休を使うまでもない。

 

妻も同様に昨夜は辛かったようだ。娘はもはやすっかり完治し、息子はまだ何の症状もでていない。彼には昨夜のようなツラさを味わわせたくはない。どうにかこのまま行ってはくれないだろうか。

 

さて、今夜も当たり前だが夜が来る。昨夜のように寝付けない地獄のような時間にならないことを願うばかりだ。ただ悲しいかな今も38度後半。夜中が怖い。