いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう

文学パパが綴るかけがえのない日常

やっぱり陽性

今日遅ればせながら病院で検査を行った。

 

行かずとも状況証拠で感染は明らかだったが、感染証明を正式にもらいたかったのだ。なぜなら、入っている医療保険がコロナ感染時にも補償がおりることを思い出したからだ。

 

無責任な保護者の判断ミスにより幼稚園でうつされ、そのせいで外出もできず、習い事のレッスンも無駄にし、食糧もネット配送を駆使したことで余計な費用がかさんでいる。もらえる補償くらいもらっておかねば、どうして我慢できよう。

 

発熱診療で予約を取り、妻と交代で病院に行った。抗体検査で鼻の奥をグリグリされ、涙を流しながら待つこと10秒。すぐに陽性だと診断された。そりゃあんだけキツかったんだから、でしょうねといった感じ。

 

もちろん妻も同様で、家に帰るとすぐに厚生労働省のシステムに情報登録をし、陽性となった証をスクリーンショットした。妻が事前に保険窓口に確認したところ、それを添付すれば補償を申請できるようなのだ。

 

さっそくパソコンから補償の申し込みをした。書類が届いて早いところ申請を完了させたい。今日の検査料も思ったよりかかったので、もろもろ精算させてもらわなければ。

 

さて、体調の方はと言うと、こんなセコイお金のことに頭を巡らせるくらいには回復している。昨夜も高熱があったが、うなされ寝付けないほどではなく、日中も解熱鎮痛薬のおかげで比較的穏やかに過ごせた。

 

ただもちろん、まだ完治には程遠く、ここにきて痰絡みの咳がでてきた。熱も薬が切れたら38度台。それでも初日二日目に比べると、笑ってしまうほどに楽に感じられる。

 

娘だけの感染だったら来週から幼稚園に復帰させてあげられたのだが、我々が時期ズレで感染したことにより、復帰をもう一週間伸ばさねばならなくなった。ちなみに医師曰く、家庭内感染でこんなにも時期ズレが起きるのは珍しいとのこと。前半頑張りすぎたか。どうせかかるなら早くかかっておけば…なんて。

 

ただどうこう言っても仕方ないので、この家籠りの期間を、少しでも家族にとってプラスに感じられるよう、頭を巡らせたいと思っている。

 

少なくとも、私としては今回の危機に際し、改めて家族みんなへの愛を強く感じ、なんでもない日常がいかに素晴らしいかを再実感できた。

 

また、こんな状況でも支障なく働ける現職の柔軟性や、その中でも発揮できた自身のプロ意識も確認できて今後の励みになった。

 

さて、もはやあまり意味もないのだが、娘の発症から10日間の隔離が明日までで終了する。また賑やかに戻るだろう。あとは、私や妻からまだ唯一無事の息子に感染させないことだけに神経を尖らせ過ごさねば。