いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう

文学パパが綴るかけがえのない日常

のんびりさん

息子は言葉の習得がのんびりとしているようだ。

 

もうすぐ2歳になるというのに、なかなか喋らない。娘のときは、今頃もう二語文くらい話していたのに。

 

でも本人を見ていると、なぜか全く心配にならない。こちらの言葉はけっこう理解できているようだし、運動神経やら感情表現やらは、健全に成長していることがはっきりとわかるからだ。

 

また彼の少し横着な性格に触れるたびに、言葉を発せずとも自身の意図は伝えられるし、意思疎通においてなんら支障がないものだから、言葉を覚える意欲がないようにも見えてくる。

 

ジャスチャーと顔の表情、最小限の擬音を発するだけで大好きなご飯は食べられる。抱っこもしてもらえるし、遊んでももらえる。それ以上に望むものはないのだから、確かにモチベーションは湧かないだろう。

 

とはいえ、言葉で表現できた方が面白いぞ。言葉がもつ魅力に染められている私としては、いつか息子にもそれが伝わってほしいものだと思ってしまう。

 

一方で、ペラペラ喋りだす前の赤ちゃんな彼が、もうすぐ見れなくなるというのも少し寂しい。ゆっくりのんびりでいいからね、と念押しで伝えたいのである。