いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう

文学パパが綴るかけがえのない日常

パパはお仕事ひとつだけじゃん

「ママは4つもあるから、パパより大変なんだよ」

 

先日娘にそんなことを言われて、ハッとさせられた。子供からはそんな風に見られているのだと知って、なんだかとても新鮮な気持ちになった。

 

ちなみに4つが何かと問うと「おせんたくとぉ、おりょうりとぉ」という感じで、ママの日々の行動を思い浮かべてるのか、宙を見つめながらに教えてくれた。

 

たしかに「家事」と「仕事」という括りで比べたら対等に思えていたのだが、子供の“公平”な目で見たらそうは思えないのだろう。かたやアレコレと動き回り様々なことをする一方で、もう一方は一日中部屋にこもってパソコンの前に座っているだけなのだから。

 

いや、一言で「仕事」と言っても、1日の中では様々なことをしているんだよ、という言い分は、当事者ゆえの偏った、都合の良い見方なのだろう。

 

そんなわけで娘は妻を崇めており、私には少しだけ手厳しい。でもそれで良い気もしている。そして、それが妥当なのかもしれないなと気付かされるのだった。