いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう

文学パパが綴るかけがえのない日常

ビタミンに寄せる信頼

ビタミンCの錠剤を好んで食べている。

 

ビタミンは身体に良い成分だと知っているため、食べたら体調が良くなった気がする。なによりボリボリ齧れるし、お菓子みたいで美味しいのだ。

 

一日三錠まで。基本的に仕事前と昼休憩、仕事終わりにボリボリ齧る。箱の裏を見ると、疲労だったり、お肌だったり、いろんな効能があるようだ。やっぱりビタミンは凄いなあ、そんな感想を抱くのだった。

 

私がビタミンを意識しだしたのは、大学生の一人暮らしをしている頃だ。風邪をひいてしまい、早く治さねばとコンビニでカムカムレモンというお菓子を買い、それを一気食いしたのだった。

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すると翌朝には、すっかり風邪が治っていた。その時以来、私はビタミンに大いに信頼を寄せるようになった。少し調子が悪くなればビタミンを取る。なんなら体調を崩さないよう、今は毎日ビタミンの錠剤を飲むほどなのである。

 

ただ、今これを書いていて「もしや」と思ってしまったのだが、あの大学のときのは風邪ではなくて、単なるアレルギーだったのではないか。

 

私は大学時代から軽度の風邪をよくひくと思っていたが、大人になって検査をしたらハウスダストのアレルギーがあることが判明した。ゆえに風邪だと思い込んでいたそのほとんどの症状は、埃の溜まった部屋に住んでいた弊害であったのだと推察されるである。

 

ただ、まあ、ビタミンが身体に良いことには変わりないので、これからも変わらずビタミンへは信頼を寄せるとしよう。ちなみに、あのとき以降は、カムカムレモンをいくら食べようが、風邪が治った試しはない。