いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう

文学パパが綴るかけがえのない日常

成長の記録、スタジオ撮影

スタジオアリスに行ってきた。

 

去年の今頃もそこで子ども達の写真を撮った。ふたりの誕生日が近いこともあり、毎年この時期に成長の記録のため写真館に行くのもありだろうと思ったのだ。

 

去年撮った写真も部屋に飾っており、それが目につく度に嬉しくなる。思わず手に取っては、今目の前にいる子ども達よりも少し幼い写真を眺め、暖かい気持ちに包まれる。データの写真もいいが、フィジカルで飾れるタイプの魅力に気づかされたのであった。

 

そんなわけで今回の撮影。想定はしていたが、2歳間近となる息子が人見知り、場所見知りを発動し、衣装に着替えるのを嫌がり、泣き出した。撮影中止も覚悟したが、カメラスタッフさんたちの巧みなテクニックで、いくつもの笑顔を写真に収めることができた。

 

今の彼は格別に良い顔をしている。綺麗な目鼻立ちが織りなす凜々しさと、幼児特有の可愛らしさが同居しており、おそらくは今が彼の顔面のピークではないかと思っている。ただそういえば、去年の今頃もそう思っていた記憶があるので、彼のイケメン人生はまだまだ序章に過ぎないのかもしれないけれど。

 

息子はフォーマルなグレイのタキシードと、コミカルなバズライトイヤーの衣装を着た。どの写真も彼の端正な顔立ちが際立っており、主に私がなのだが、惚れ惚れとした感想をいくつも洩らしていた。

 

一方の娘は、もはや撮影にも慣れっこで、ノリノリで衣装を3着選んだ。タイプの異なる2種類のドレスに、エルサのコスチュームだ。衣装を身に纏うと、プリンセスになりきって急におしとやかに振る舞い、撮影においても前日から予習をしていた『おすまし顔』でポーズを決めていた。

 

親としては大人びた表情より子供らしい笑顔を収めたいのだが、なにより本人が楽しそうなのでよかった。彼女の場合は表情によって映りの善し悪しはあったものの、善い写真は抜群に決まっており、ふたりのアルバムの表紙には彼女のアー写風に輝く一枚を選んだ。

 

撮影後、写真やアイテムを選び、受け取りはまた後日。お値段はなかなかするのだが、我々からふたりへの誕生日プレゼント兼、成長の記録だと思えば高くはないだろう。何より部屋に写真を飾ると日常も明るくなるのだ。出来上がりを受け取るのが楽しみである。