いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう

文学パパが綴るかけがえのない日常

子供たちとお風呂

ずっと一緒に入るよ。

 

娘はそう言うのだけど、当然ながらそんなわけにはいかない。お風呂の話だ。今日はクライアントミーティングを順調にこなし、定時近くで業務を終えていた。夕食を済ませ、娘と一緒にお風呂に入っていたのだ。

 

平日はシャワーが多いので、久々の湯船に娘はご機嫌であった。オモチャの釣竿で魚を釣り上げ、身体を洗い終わった後も、ふたたび湯船に浸かり、私を座らせてその上によじ登って戯れていた。

 

娘と一緒に浴室から出てタオルで身体を拭くとき、ふと思った。娘は来年から小学生。そろそろお風呂に一緒に入るのも卒業しなきゃなと。そんなことを言うと、娘はずっと一緒に入るのだと言い張る。今はそうだろう。

 

ただいつかは娘も一緒に入りたくないと思うときがくる。父親からすれば、娘からそう告げられる前に、自らで線をひき、卒業したい。あわよくば「惜しまれつつ」の幕引きとなるのが好ましい。

 

小学校2年生、遅くとも3年生くらいか。その時期は余裕を持って見極めなければならない。幸いなことに、娘は今でもシャワーならひとりで済ませられるのだ。思ったよりも一緒にお風呂に入れる期間というのは残りわずかであろう。

 

そう思えば、今は貴重な時期なのだ。息子の場合も同様である。今ならではのバスタイムをしっかり堪能しなければ。今週末も家族みんなで入れたらいいな。