いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう

文学パパが綴るかけがえのない日常

長いしりとり

娘とのしりとりが長期戦となるようになってきた。

 

彼女の語彙もずいぶん増え、頭の引き出しから取り出すのも速くなった。相変わらず、彼女の知らない言葉は使わないルールであるが、それでも長風呂になるくらいには決着がつかない。

 

また、単語が思いつかないときには、該当の文字に「あ」から順番にくっつけてみて単語を探す術を教えると、さらに戦いが長期化した。お風呂場には『あいうえお表』も貼り付けてあるので尚更だ。

 

結局、最後まで勝負は付かなかったが、ここまで互角に渡り合ったということで、娘に勝ちを譲った。彼女は素直にガッツポーズし、勝ち誇っていたのが可笑しかった。

 

それにしても、言葉を探し、思いついたときの「あは体験」は、大人でも気持ちの良いものだ。また意外と同じ文字ばかりがお題になるので、言葉の末尾にくる文字は、案外偏っているんだろうなと仮説を持つに至った。確かにそれで終わると不自然な音も多いしね。

 

なんにせよ、久しぶりのしりとりでも娘の成長を実感することができた。また更に語彙が増えて、制限なしの勝負ができる日も近いかもしれない。着実に口にする言葉を増やしつつある息子の参戦も楽しみである。