いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう

文学パパが綴るかけがえのない日常

連載再開のニュース

HUNTER×HUNTERの何がそんなに面白いわけ?

 

妻に問われた。端的に答えてね、と事前に釘を刺される。「これ以上ないほどの究極の頭脳戦」、「モブキャラ含めて全員天才」等と答えたのだが、果たしてその答えは正しかったのだろうか。

 

HUNTER×HUNTERがついに連載再開される。

 

約4年ぶりだそうだ。私としてもずいぶんと待ち焦がれていたのだが、いつからか、時間の感覚はない。

 

作者の冨樫の動向も日々Twitterでチェックしていたし、新刊の発売日から逆算し、単行本化に不足する話数から連載再開日を予想する投稿も目には入っていた。しかしなかなか実感が持てずにいた。そして実際に公式のアナウンスを受けた今でも、なんだか実感を得られていないのである。

 

それでも報せを知った朝からずっとソワソワしっぱなしだった。今はONE PIECEの展開からも目が離さず、毎週楽しみにしているというのに、ここにHUNTER×HUNTERも併せて読めるだなんて。あまりに夢のような話で、にわかには信じられない。

 

いや週刊連載なのだから、そもそもはそれが普通なんだよ、と言われても受け入れ難い。なぜなら、そもそも週刊連載では実現し得ないほどに入り組み、深みのある物語を描いてくださっているのだから。

 

これほどまでに読者を『信者化』してしまえる作者も数えるほどだろう。どんなに待たされても文句は言えない。それほど、面白いものを生み出せるクリエーターは強い立場にあるのだ(と私は信じている)。

 

そもそも作者が長期連載していたのは、体調不良によるところが大きいので、責められるはずもない。無理をされて永久に物語の続きが読めなくなることが、全ての読者が一番恐れていることだろう。

 

妻はHUNTER×HUNTERを読んでいないが、さすがに世間での騒がれようと、私の崇拝っぷりに興味を持っているようだ。手っ取り早く魅力を味わえる術はないのか、と詰問されたのだが、なかなか思いつくことができなかった。

 

だいたい、そんなに簡単に伝えることができる魅力であれば、それはその程度のものだとも言えるのかも。ああ、なんにせよ夢のようなボーナス期間が始まる。