いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう

文学パパが綴るかけがえのない日常

いいこっちゃ

「いっえぃまーす!」

 

満面の笑みを携えた息子が、嬉々として妻と玄関から出ていった。外出するとき息子はいつもそうである。

 

家の中で退屈そうな彼を見かねて、最近、妻がよく息子を外に遊びに連れて行ってくれる。それが本人に告げられると、キャッキャと喜びを爆発される。

 

リビングの扉が開かれると、彼は勢いよく駆け出てくる。そして寝室で机に向かう私のそばに来て、手を振りながらに「いっえぃまーす」を繰り返す。『えへへ、いいでしょー』という心情が表情から窺える。

 

外に出られることでこんなに喜ぶなんて。いいこっちゃ。男の子ならではの奔放さを感じて嬉しくなる。

 

来年からはプレ幼稚園への通園も決まった。週に3回、親のもとを離れて幼稚園で遊んでくる。親と離れることは初めてなので最初は大泣きするだろうが、なんとか乗り越え、楽しんでくれるようにまでなるかもしれない。

 

そうすれば来年から、だいぶ家の中が静かになるな。ほっとする気持ちもあるが、少しばかり寂しくも感じた。今の娘と同じように、笑顔で楽しそうに幼稚園に通ってくれたら嬉しいな。

 

ちなみに娘はというと、今日は動物園まで遠足に行っており、それが相当楽しかったようだ。カバの汗は何色でしょう?キリンの睡眠時間はどれほどでしょう?

 

さっそく動物園で教えてもらったクイズを出し、その意外な答えに、私はまんまと驚かされてしまった。なんにせよ子供たちにとって楽しい一日だったようだ。