いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう

文学パパが綴るかけがえのない日常

平々凡々

平々凡々な休日だったなあ。

 

お風呂上がりの熱った身体をソファに預けながら、そんなことを思った。何をしたでもなく、何を買ったでもなく。

 

そうして一日を思い返していった。皆で自転車に乗り、箕面のキューズモールまでサイクリングがてら向かった。気候もよくて快い気分で自転車を走らせた。

 

キューズモールに到着すると、まずはフードコートへ。私は大好きなリンガーハット皿うどんを食べた。相変わらず美味しく野菜が食べられる。

 

食後は子供たちとしばしゲームコーナーで遊んだ。乗り物アトラクションが楽しかったのか、そのエリアを離れる際には息子が大粒の涙を流した。

 

いくつかのお店に立ち寄った後、敷地のそばを流れる小川のほとりで佇んだ。子供らは鮮やかな色の落ち葉を両手で掬い上げては、それを水面に投げて遊んでいた。いくつかの幸運な葉っぱたちが、どこにも引っかからずに川下まで流れていった。

 

その後はベンチでタピオカミルクティーを飲み、本屋で子供たちの絵本を物色し、キャラクターショップに娘の文房具を買いに行った。その間私は息子といろいろと散策し、キッズ向けの遊具コーナーで遊ばせた。

 

帰り道は子供らが寝たので、妻と夕食をどこに食べに行くかを話し合った。いろいろと訪れたり、電話したりはしたものの、土曜日ということでなかなか予約が取れず、最終的にはロイヤルホストに向かった。

 

そこまで並ばずに席につけ、お気に入りのメニューを食して満足感を味わった。帰り道は緑地公園内を通りながら帰宅。子供たちとシャワーを浴びた。

 

平々凡々という感想を持ったのが、こうして思い返してみると、なかなか楽しい一日だった。食べたものはどれも美味しかったし、子供たちも楽しそうだった。それに今日は妻とよくお喋りができたように思う。子供たちとの会話よりも、妻と楽しく話した記憶の方が残っている。

 

平日に外出しないぶん久々にいい運動にもなった。これを平々凡々というのならそれは幸せの証なのかも。