いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう

文学パパが綴るかけがえのない日常

嬉しい後ろ姿

マットにちょこんと座る息子の後ろ姿に目を細める。

 

彼が絵本を開き、ひとり物語を自由に語っているのだ。リビング横の遊び部屋には、図書館で借りたものをはじめ、いろんな絵本が常備されている。

 

私はリビングでよく本を読んでいるので、おそらくは私の影響ではないかと内心喜んでいる。娘はいまだにてっきりなのだが、息子には良い影響を与えられたようで嬉しくなる。

 

ひとりで読むのに加え、私がいるときには絵本を持って駆けてきて、これを読んでと可愛らしくお願いしてくる。承諾すると、ちょこんと隣か膝の上に座り、読み慣れた絵本の見開きに、愉快そうに指をさす。

 

そんなわけで、最近では少なくとも隔週では訪れている図書館では私の予約図書と一緒に、いくつかの絵本を選定して息子らに借りてくるようにしている。今回は動物や虫の写真が入ったものが多かった。次は何を借りようか。

 

なんにせよ、本を読む習慣は少なくとも発育に悪影響を与えるものでなく、個人的には有益で愉しい時間だと考えているので、息子と一緒に読書を続けられたらと思っている。もちろん彼の主体性に委ねるだけだ。