いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう

文学パパが綴るかけがえのない日常

81回からのリスタート

注文していたサッカーボールが届いた。

 

仕事を早く切り上げ、さっそくマンション下の空き地で娘とボールを蹴りに行った。娘は縄跳びとフラフープを持ってである。

 

家を出る前に妻に今日の目標数を告げた。娘は縄跳びの新記録である30回を。私も久しぶりのリフティングなので30回を目標にすることにした。

 

空き地に着くと、さっそくそれぞれ目標に向けて取り組み始める。娘はぴょんぴょん縄跳びを跳ぶ。私も真新しいサッカーボールでリフティングを始める。最初から36回だった。リフティングのブランクはそこまでないらしく、さっそく目標数を達成してしまった。

 

久しぶりのボールの感覚はとても心地よかった。ボールの質も期待以上によくて、壁に向かって蹴って、跳ね返りをトラップするだけで、じんわりとした喜びが得られた。

 

まだやり足りなかったのでリフティングも続ける。10回で終わることもあったが、思った以上に続くことの方が多かった。

 

結局、今日の最高記録は81回だった。初日にしては上々ではないか。学生時代は数百回は余裕でできていたので、正直まだまだだが、継続することでその感覚もすぐに取り戻せる手応えがあった。

 

私があまりに楽しそうにボールを蹴っているものだから、娘もサッカーがしたいと言い出した。縄跳びの方は目標の30回は達成できていたので、一緒にサッカーをしてみることにした。

 

ゴールを決め、1対1のような遊びをしてみる。娘は私の見よう見まねで足裏でボールを転がそうとして、動きがぎこちなかった。それでも彼女のゴールは大きいので、なんとかゴールを入れられた。

 

私の攻撃ではフェイントを織り交ぜ、彼女を翻弄した。結局、ギャーギャーわめく彼女をあっさりと置き去りにし、小さなゴールにボールを転がした。

 

そんな感じで、負けず嫌いな娘に適宜ゴールを決めさせながら、久しぶりのサッカーに興じた。相手が子供であれ、やっぱりリフティングよりも対人サッカーの方が楽しいのであった。

 

今度ももっと暖かい日中に遊びたい。こんな感じでサッカーを続けて、技術と体力を徐々に取り戻していこう。私のリフティングと娘の縄跳びの回数の記録表を妻に作ってもらったので、毎回記録を伸ばしていけたらと思う。

 

まず今日は81回。ここからのリスタートだ。