いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう

文学パパが綴るかけがえのない日常

やる気が起こる出来事

今日は仕事中にやる気が起こる出来事があった。

 

ひとつめは朝からの電話だ。業務用のiPhoneが鳴ったので出てみると、相手は自組織における採用責任者だった。役員とも距離感が近いのが、コンサルならではだろう。

 

用件は察することができたが、やはり昨夜私が対応した採用面接に関することだった。面接官を務めた私とマネージャーは、昨日の被面接者に対して良い印象を持っていなかった。彼の採用をどうするか、その相談伺いの電話であった。

 

どうやら全員の面接官の意見を聞いて回っているようだ。言葉選ばずに意見を聞かせて欲しい、と聞かれたので、彼と一緒には働けるイメージがわかない。採用を見送ることに一票を投じると答えた。

 

私の答えは受け止められ、実は自分も採用を見送る方に一票なのだと、その責任者は笑った。ペーペーの私の意見も尊重し、判断材料にしてくれようとしてくれている姿勢がとても嬉しかった。

 

結局、採用見送りを押す声の方が多かったらしく、彼のことは採用しないことが決まった。責任者は昨日の面接が、無駄な稼働になってしまったことを謝っていたが、私は逆に面接官の存在意義が感じられて、組織に貢献できた実感が持てた。

 

なにより、役職関係なくひとりひとりの意見を大事にしてくれ、最終的には合理的な判断を下してくれる組織に所属しているということに、大きな喜びを感じられたのだった。

 

もうひとつのやる気が起こる出来事は、上司との1on1ミーティングの際だ。ついに3プロジェクト掛け持ちが始まるのだが、それについての私に対する期待役割の意識合わせをしてくれた。

 

上司は私の業務量についてよく考えて下さっており、メインでリードする片方のプロジェクトは自分で手も動かす必要があるが、もう片方は作業を任せられる部下を私の下につけてくれ、主には頭だけを使えばよいという体制を提案してくれた。

 

さらには手と頭の両方を使わないといけない方のプロジェクトにも、1月に入社する部下を途中から付けてくれるそうだ。正直、スケジュール調整や議事録を取ってくれるだけで助かるので、その配慮も大変ありがたかった。

 

面談後、ほんとにいい上司のもと付いたなと、自分の幸運を嬉しく思った。複数プロジェクトはそれでも大変だろうが、いろいろ配慮してくれているので頑張ろうという気持ちになれた。

 

まずは、ハードな師走を勢いのまま駆け抜けよう。