いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう

文学パパが綴るかけがえのない日常

娘の勉強机

午前中、娘の勉強机が届いた。

 

先週末にニトリで注文していたものだ。配送だけでなく組み立ても頼んでいたので、業者の方の手際よい作業を見守った。机はあっという間に完成し、彼らは颯爽と帰って行った。

 

所定の位置に納まった机は、想像以上に娘の部屋にマッチしていた。高さ、幅、奥行き、サイズ感は部屋のスペースにぴったりはまり、色合いのほうも、壁やランドセルの色とうまく調和していた。

 

正直言ってこれ以上ないと思うほどに、この部屋に置くべき勉強机だと思った。死角となり得るスペースにうまく納まってくれたことにより、机を置いたはずなのに、なぜだか部屋が広くなったようさえも感じた。

 

この机を選んだのは他でもない娘本人である。ほんとうに大手柄である。業者の方々が帰ると、妻と一緒になって喜びあった。思わずはしゃいでしまい、両親にも写真を送りつける。

 

幼稚園から帰った娘も、案の定、喜びを露わにしてくれた。嬉々として机に向かい、さっそく大きな画用紙を広げ、72色の色鉛筆を広々とならべて塗り絵に興じていた。いやはや、なかなか机の使い方がわかっているではないかと、感心したほどである。

 

夕食後も、彼女に手を引かれ、多くの時間を彼女の机で過ごした。他でもないこの文章も、彼女が漢字ドリルに挑んでいる傍ら、机の空いたスペースにpomeraを置いて書いているのである。

 

それにしても、本当にいい机だ。

 

そして机のおかげで、ぐっとよい子供部屋に進化した。羨ましいなあ。ひとり部屋をもっていない私と妻は、ちょっとした嫉妬心を抱いてしまうのだった。