いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう

文学パパが綴るかけがえのない日常

トルコ行進曲

最近、娘がトルコ行進曲の練習をよくしている。

 

モーツァルト作曲の方のトルコ行進曲だ。きっかけは少し前にひらかれ、娘も参加したピアノ発表会だ。最後の方の演奏者が、この曲を弾いていたのである。

 

それ以来、娘は自分も弾いてみたいと言い、ひとりでに練習を始めた。娘のキーボードにはその曲のレッスン用プログラム(音に合わせて鍵盤が光るのだ)があったので、それに習って、毎日少しずつ指の動きを覚えていったのである。

 

その成果を今夜聴かせてもらったのだが、序盤の印象的なパートを、たどたどしいながらも全部弾けるようになっていたのだ。凄い!思わず感動を覚えた。

 

娘もたいへん満足そうで、日々こつこつと積み上げてきた成果が見せられて嬉しそうだった。私も彼女を褒めてあげ、そのまま妻にもそのことを共有した。

 

あとは実際の速さで弾くだけだ。そう思い、実際の速度がどんなものか、YouTubeをテレビに映して、実際の演奏の動画をみんなで見てみることにした。

 

唖然とした。

 

こんな高速に弾かなければならないなんて。しかもフルバージョンで聴くと、後のパートにおいても超絶技巧ばかりが続く。聴き慣れている楽曲ではあるのだが、改めて鍵盤と指捌きをセットにして見てみると、その凄さを痛感させられる。

 

動画を見るまでは、あとちょっとで弾けるようになるかも、と思っていたのだが。どうやら娘が歩んでいる道は、まだまだ先が長く、険しい道のりのようだ。

 

それでも動画を見た娘が、やっぱりこれを弾けるようになりたいと言っていたので、引き続き応援したい。