いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう

文学パパが綴るかけがえのない日常

宮古島3泊4日②

宿での一泊目はやはりとても楽しかった。

 

テレビはリビングと寝室に2台設置されていたが、それを観る気分にはならなかったので、持ってきたスピーカーで音楽を流していた。ジャック・ジョンソンが南国のまったりとした時間を見事に彩ってくれた。

 

奥の寝室で子供らを寝かせると、妻と天井窓のあるベッドに移り、一緒になって空を見上げた。満月に近い綺麗な月が明々と照らしてくれていた。

 

ふかふかのベッドで気持ちよく目覚めた。子供らが起きると朝食ブュッフェに行く。沖縄料理が並んでいて、昨夜同様、とても満足度が高かった。海ブドウは何回も山盛りにして食べた。

 

部屋に戻って準備を済ますと、宿のバスでビーチまで送ってもらった。本日も快晴で、雲ひとつない空に太陽がキラキラ輝いていた。

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シュノーケルやライフジャケットをレンタルして海の中へ。足をつけた時には冷たく感じたが、身体まで海に浸かるとすぐに温水プールのような心地よさに包まれた。

 

目標はウミガメと一緒に泳ぐこと、と掲げていたのだが、その目標はすぐに達成されることとなる。足がギリギリつかないくらいの浅瀬の底に、60cm大のウミガメがいた。もしゃもしゃ珊瑚についた海藻?を食べている。

 

妻と娘が嬉々としてシュノーケルで覗き込む。カメが移動すると彼女らもついていく。妻の長らくの念願が叶った瞬間であった。その後もう一匹のウミガメも顔を出し、最終的には妻はさらにもう一匹とも遭遇できたらしい。

 

ウミガメの他にも、珊瑚礁にはカラフルな熱帯魚がわんさかいて、ファインディングニモで見たお魚たちが目の前をすいすい遊泳していた。触ろうとすると流石に逃げるが、そんなことをしない限りは、スレスレのところで観察させてくれる。

 

息子は海の冷たさに驚いて深いところはダメであったが、ウエットスーツを着た娘は、妻と一緒に長いこと泳いでいた。私は息子と一緒にパラソルの下のチェアで寝そべり、しばしまどろんでいた。

 

海の家的なレストランで昼食をとった後は、泳ぎ足りない私がひとりシュノーケリングをした。しばし泳いだ後、気分が復活した息子と一緒に海辺でぴちゃぴちゃ遊び、ビーチを後にした。

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宿に戻るとジャグジー風呂で体を清め、こんどはホテル備え付けのプールへ。子供らは楽しそうに遊んでいたが、少し水が冷たかったようで、小一時間ほどで終了。部屋に戻って改めてお風呂で身体を温めた。

 

夕食は同じリゾート内の別ホテルのレストランでシーフード系のコース料理を愉しんだ。ひとつひとつが本当においしく、妻とともに感嘆の言葉を何度も口にしていた。

 

シャトルバスを呼んで拠点に戻り、我々のコテージへと戻る道は、家族4人で手を繋いで歩いた。とても幸せな気持ちで胸がいっぱいだったのだ。これが人生で最良の瞬間かもしれない。そんなふうに思うほどに、とにかく幸せな気持ちだった。明日も、楽しもう。