いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう

文学パパが綴るかけがえのない日常

あゝ見つからない

今日は雨なので一日家の中で過ごした。

 

家族みんなでテーブルを囲み、それぞれに画用紙一枚を前に、先日行った宮古島旅行の思い出の絵を描いた。息子はクレヨンで。私はシャーペンと色鉛筆で、妻と娘は絵の具までも使って。時間をかけたぶん、とても満足した絵を完成させることができた。

 

夕食には宅配ピザを食べ、すきま時間では村上春樹の新刊も読み進めることができた。総じて満足できた一日なのだが、ひとつの挫折感も味わうことになった。上記で書いたそれ以外の時間を費やし、ゴールデンウィークの旅行の宿を探していたのだが、結局、心掴まれる宿を見つけることができなかったのである。

 

宮古島旅行をした直後であるが、ゴールデンウィークもせっかく9連休がとれそうなので、旅行のひとつくらいは行っておきたい。どうせ夏前からはプロジェクトも本格始動するので、家族とゆっくり旅行するなら春がうってつけであることを、去年一年を経験して知っているからだ。

 

年に限られた旅行と思うと予算もケチる必要は無い。ゆえに上限も決めず、どちらかというとハイクラスの宿を中心に、近畿周辺をまんべんなく調べてみたのだが、なかなかどうして、これだと思える宿は見つからなかった。

 

部屋自体は良くても宿までのアクセスが悪かったり、アクセスは良いけど部屋の眺望が物足りなかったり。やはりめぼしい宿は既に他の人に取られた後なのだろうが。今日で予約までとるつもりだったので、失望感が大きい。

 

とはいえ、まだ諦めずに検索は続けてみよう。宮古島を越えるなんてことは期待していないが、それでも、素敵なゴールデンウィークの思い出は欲しいから。