いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう

文学パパが綴るかけがえのない日常

2020-02-20から1日間の記事一覧

にんげん

夜ベッドで交わされた会話が少し哲学じみていた。 きっかけは普段と変わらない注意からだ。部屋を暗くした後もなお動き回る娘に、妻が「鬼さんが来るよ」と低い声で警告をしたのだ。 「ぱぱ、おにさんがくるんだって!」「恐いね。早く寝ようよ」「ぱぱも、…