いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう

文学パパが綴るかけがえのない日常

2020-06-01から1ヶ月間の記事一覧

ドラムのアニキ

アニキが我が家にご到着なすった。 先日購入したドラム式洗濯機である。私の在宅ワーク中に到着し、手際よい作業員によって配送設置された。 妻が説明書に目を通し、「まあとりあえず使ってみるか」とふたりでアニキの面前に立った。電源を入れ、「洗濯のみ…

ホワイトラビット

伊坂幸太郎の『ホワイトラビット』を読了した。ここ最近、純文学の作品ばかりを読んでいたので、久々のエンタメ作品、久々のミステリであった。伊坂幸太郎の本も久しく遠ざかっていたが、この作品はとりわけ評判が良かったので、前々から気になっていた。 伊…

走りだせ!

大自然の中ではじける娘を見るのが好きだ。 家の中の娘ももちろん微笑ましいのだが、太陽の下で駆け回る娘はより健全に見え、爽やかな気持ちが渦巻く。 昨日は久しぶりに万博記念公園に行ってきた。太陽の塔がある公園だ。中に入るのには入場料が必要となる…

キミに捧げる5日間

朝起きてから娘を眺めていて、幸せな気持ちになった。 彼女はいつだってとても楽しそうにしているからだ。私を誘っておままごとを始め、朝食を食べた後はアニメに合わせて一人舞台を興じていた。 休日だけ楽しい気分になる私たち大人とは違う。娘は平日休日…

仮面の告白

三島由紀夫の『仮面の告白』を読了した。三島小説の中でも評価の高い作品のひとつだ。私がこれまでに読んだ『潮騒』『金閣寺』とも並ぶ、三島の代表作であろう。ちなみに私はエッセイも2冊読んでいる。 「擬古的な耽美調が目につきすぎる嫌いがある」とは巻…

オンライン送別会

昨夜は職場メンバでのオンライン飲み会だった。 組織改変に伴い、7月で2名のメンバが職場を移すからである。昨今の状況では集合形式は難しいため、オンラインでの送別会が開かれることとなったのだ。 やはりオンラインではそれ特有の楽しみがある。子供や家…

人の協力を得る

娘が楽をすることを覚えたようだ。 ひとりでもできるのに、ご飯を食べさせてほしい、トイレを手伝ってほしいと、私たちにお願いしてくる。 さらには横着なことに、私たちが手伝わないと、ご飯を食べない、トイレに行かないと、駄々をこねるときもある。甘や…

ドラム式洗濯機を購入した

ついにドラム式洗濯機を買った。 昨日、年休をとり家電屋で購入したのだ。「ついに」というのは、我が家では長らく検討していたからである。 今使っている縦型洗濯機は私が独身時代から使っているものだ。今年で標準使用期間の7年目となる。容量も単身用の4.…

口コミの偉大さ

今の時代は口コミが最大の宣伝ツールかもしれない。 ここのところ改めてそう感じていた。というのも、自分がいくつかのものを“口コミ”によって購入したからだ。 ひとつめはユニクロの『エアリズムコットンオーバーサイズTシャツ』。Twitterで長らく繋がって…

川原でアウトドア

久しぶりに友人達とアウトドアで遊んできた。 家族ぐるみで定期的に遊んでいたメンバだが、自粛期間があったせいで今回が“今年初”となる集まりだった。 訪れたのは摂津峡公園。駅から離れた山あいにある知る人ぞ知る自然公園だ。ペーパードライバーと妊婦で…

悪童日記

アゴタ・クリストフの『悪童日記』を読了した。良質作品を多く輩出している『ハヤカワepi文庫』で次に読む作品を探していた際に、目にとまった作品だ。調べてみると、文学的評価も高く“類稀な傑作”とまで呼ばれている名著だと知り、このたび買って読んでみた…

アイデンティティ

昨日、娘が放ったある言葉に心を動かされてしまった。 場面はお風呂。湯船に浸かりながら娘と向き合っていた。娘はお風呂の縁を使って指人形で遊びたがった。 そのとき私はふと、娘の浮かべた表情に慣れ親しんだものを感じた。鏡の中でよく見る私自身の表情…

お姫様だっこ

娘はお姫様だっこが好きみたいだ。 仕事終わりに娘と遊んでいたとき、そのことが発覚した。様々な形で娘を搬送する遊びをしている中で、お姫様だっこをした際「これ、だいすきなんだあ」と、うっとりとした声をもらしたからだ。 3歳児までもが大好きなお姫様…

幽霊たち

ポール・オースターの『幽霊たち』を再読した。私が学生時代に初めて読んだオースター作品である。不思議な空気に満ち満ちた作品だ。頁数が少ないので折に触れては読み返しているが、何度読んでも、いつのまにか自分という存在が空中にぽかんと浮かんでいる…

お疲れの月曜日

娘が泥のように眠っていた。 私は薄闇の中でしげしげとそれを眺めた。起こしてはいけないから手は触れられない。たまに、あまりに動かなくて心配になるが、静かに呼吸はしているようだ。 昨日、娘は初めてフルタイムで幼稚園に通った。段階的な通園によりそ…

リヴァイアサン

ポール・オースターの『リヴァイアサン』を再読。これで読むのは4回目くらいだろうか。なんど読んでも面白い。場面場面は覚えているのだが、その巧みな展開には毎度のこと驚かされてしまう。 この物語は、オースター初期作品の主題でもある"偶然"の連鎖によ…

新しいソファ探し

ソファを買い換えに家具屋に行った。 今使っているのが流石にボロになってきたからだ。お尻部分のクッションが陥没し、堅い骨組みの感触がある。妊婦の妻もそのソファに座ると腰が痛いと言っていた。 雨の中、妻が探してくれた家具屋を訪れた。店内には所狭…

いつでもママの味方

娘はいつだってママの味方だ。 そのため我が家ではしばしば2対1の構図が生まれる。妻が不満をもらすとすぐに娘も同調する。つまりは全ては妻が牛耳っていると言っても過言ではないのだ。 私と妻の意見が対立すると(例えば冷房を付けるかどうかで)妻はわざ…

暑がりさんと寒がりさん

妻と私との間で激しい攻防が続いている。 我々の軍事境界線は『摂氏28度線』とでも表現できようか。つまりはエアコン設定温度に纏わる争いである。 ここまで聞くと、私が隙を見てはひたすらに温度を下げ、妻がそのたび温度を上げる画を想像される方も多いか…

気抜け

昨日の夕方から“気抜け”になっている。 というのも、コロナ状況を鑑み会社の人事異動が1ヶ月先に伸びたことを聞かされたからだ。7月頭から新しい部署に行く予定が、8月頭まで延期されたのである。 新しい職場はどこであれ、立ち上がりまでは苦労が予想される…

一九八四年

ジョージ・オーウェルの『一九八四年』を読了した。『二十世紀世界文学の最高傑作』と謳われ、数々の著名な文学ランキングでも上位に選ばれていることから、ずっと気にはなっていた作品。家籠もりをしている今、ついにこの本を読んでみることにした。 予想し…

部屋をかける少女

娘はかけっこが好きなようだ。 おそらくは私たちが「足が速いねえ」とたびたび褒めたことから好きになったのだろう。現に、娘の足は速い。 そんなわけで昨日も娘は、家の中で私とかけっこ競争をしたがっていた。寝室の端っこに立ち、そこからベッドにダイブ…

幼稚園ライフ

今日も娘が幼稚園へと出掛けていった。 幼稚園児の朝は早い。在宅勤務である私は、制服姿の娘をパジャマ姿で見送った。余裕をもたせて妻が早めに起こしたので、出発時点でエンジンはフルスロットルだ。 入園式を除くと、幼稚園に通うのは今日で2回目となる。…

叱るツラさ

娘を叱らないといけないときのツラさといったらない。 もちろん少しばかりは『腹だたしさ』も含まれているのだが、感情を主で構成しているのは『哀しさ』である。 大好きな娘とは、できれば笑顔ばかりを交わしていたい。冗談を言い合って、ケラケラと笑い、…

コロナ太り

ステーホームによりすっかり太ってしまった。 コロナ感染が広がる前にしていたダイエットが、見事にリバウンドしてしまった、と言ってもよいだろう。 そら外にも出ないし、家のご飯は美味しいし、太らない理由がない。仕事も在宅勤務ばかりなので、一日の運…

幸運な珍事

昨日は珍しいことが起きた。 私の在宅勤務中、娘が妻に本を見せながら話していた。どうやら何種かの虫の写真が載っているページらしい。 「パパはこれがすきなの、ママはこれね」「へー、じゃあ○○ちゃんはどれが好きなの?」「○○ちゃんは、これがすき!」 娘…

怒りの葡萄

ジョン・スタインベックの『怒りの葡萄』を読了。歴史的名作と言われる本著だが、私は初めて読んだ。作者はノーベル文学賞もとった偉大なる作家である。 上巻の100頁あたりまで読むと、その面白さに病みつきになった。翻訳も良いのか、読み心地も抜群で、次…

小さなガッキー

娘が久しぶりに髪を切った。 コロナ感染を恐れて美容院に行くのを自粛していたが、もう限界が近かったのだ。帰ってきた彼女に玄関から呼ばれ、そこで対面となった。髪の量が減り、長さも短くなっている。毛先が内に巻かれたショートボブだった。 可愛い。心…

テレワーク継続

我が社ではテレワークが継続している。 緊急事態宣言の解除に伴い、6月から通常勤務に戻るのかと思いきや、しばらく在宅を継続との指示がでた。それどころか『Withコロナ』を大々的に掲げ、テレワークへのシフトを全社的に推進していくようである。 我が会社…

入園式

今日は娘の入園式だった。 4月から延期された上、クラス分散&時間短縮&入場制限がされた入園式だったが、無事に開催されてよかった。 早起きをし、みんなで出発の準備をした。私も久しぶりにジャケットを羽織る。妻もこの日の為に購入したツイードのワンピー…