いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう

文学パパが綴るかけがえのない日常

2021-09-01から1ヶ月間の記事一覧

素晴らしき定時上がり

ここ数日まったく本が読めていない。 読書好きの私にしてはめずらしいことだ。それくらい仕事でダウンさせられていて、メンタル的にも、小説に手を伸ばすような気持ちになれなかった。 文章を書くのもそうである。楽しい日課であるはずのこのブログも、書き…

うまくいくこと、いかないこと

今日はタイトルのとおり。 想定以上にうまくいったことがあった一方で、予期していなかったところで足元をすくわれた。まさに人生の縮図のような一日だった。 それでも致命的な損害を受けたわけではない。それを不幸中の幸いと思うようにしたい。また明日に…

ニンジン

実は今週木曜日に年休をとろうと画策している。 業務はめちゃくちゃ忙しいのだが、息抜きがなければやってられない。業務の都合をなんとかつけて、その日に家族孝行をしたいなと考えている。 その目標達成のため、今日も遅くまで仕事を頑張った。なんとして…

「あのさ」に癒される

今日も遅くまで働いた。 午前中に大きな会議への付議を終え、本当ならひと息つきたいところだったが、直後から会議で出した方針に伴い、ハードな調整作業が始まったのだ。 これがまた、大義名分も見当たらない、筋が悪すぎる作業なのだ。ただただ判断力の乏…

心を燃やされました

昨夜は鬼滅の刃劇場版を観て一家興奮していた。 どうせ早々にテレビ放送をやるだろうと踏んで、劇場には行かず心待ちしていた。その前評判に違わず、圧倒的な映像美と感動的展開に心震わされた。 さらに興奮させられたのは放送の最後に情報解禁された今後の…

太陽の塔とアレルギー

秋は自然を綺麗だと感じる。 でもたぶんそれはほとんど気のせいで、穏やかな気候の中、見る側の人間に自然を観察するだけの余裕が生み出されるからなのだろう。 今日は自転車で万博公園に遊びに行った。有料公園は整備が行き届いているので、いつ訪れても気…

熱帯

森見登美彦の『熱帯』を読了した。数年前に発売されて以来読みたいと思っていた作品だが、なんとか文庫化されるまで我慢することができた。本屋で新刊文庫が平積みされているのを見つけたときは青天の霹靂で、もともと買おうとしていた作品を差し置いて、手…

初めての人力車

「嵐山に行こう」 眠っていた妻を抱き起こしながら耳元でそう呟いた。朝起きてカーテンをめくり気持ちの良い快晴が目に入ったとき、そのように思い立ったのだ。 朝食と身支度をすませると阪急電車に乗った。電車でお出かけは久しぶりだったが、1時間で嵐山に…

4連休消滅…

この飛石連休。4連休をつくるチャンスであった。 でも半分は覚悟していたが金曜日休むことは叶わなかった。ひと月前から年休申請をしていたのだが、今日の終業間際に自分の手でそれを取り消した。 どっちにしろこの状態で4連休にしたところで、金曜日は1日中…

クレヨンしんちゃんの輪郭

息子の横顔をななめ後方から眺める。 するとクレヨンしんちゃんの輪郭そのもので、あの漫画はなにも大げさにデフォルメしていたわけじゃなかったんだなあ、と思わされるのであった。それこそもう少し大きくなったら、おしりをフリフリさせて下品なことも言い…

統計学が最強の学問である[実践編]

西内啓による実用書『統計学が最強の学問である[実践編]』を読了した。数年前にベストセラーとなったシリーズの第二弾にあたる。普段は文学小説ばかりを読んでいる私だが、仕事における今後のキャリアについて頭を悩ませていた過程で本書に出会い、購読して…

芝生の上を駆けまわる

ふくらはぎに重みを感じる。 すねの方は草負けでむずがゆく、日焼けしたほっぺはヒリヒリと熱をもっている。全身を包む疲労感はとにかく私を地面へひれ伏させようと強要してくるかのようだ。 それでも今日は楽しかった。朝起きたときに思い描いていたイメー…

流れゆく秋を見つめて

舟にみたてた落ち葉が小川を静かに流れていった。 娘の浮かべた方が私の舟よりも前を進んでいく。水流に乗るとぐんとスピードが増した。視界は良好。そのままどこまででも流れていきそうにみえた。 台風が予想よりも早く通り過ぎ、天気予報は一転、昼から快…

オードリー春日のギャグ

オードリー春日さまさまである。 彼のギャグを真似すると、うちの子供たちは毎度のこと大笑いする。春日のことは知らないはずなので、たぶん私のギャグだと思っているだろう。 「トゥース!」 「ぎゃはははっ」 「あぱーっ!」 「ぎゃはははっ」 他にも『カ…

ダイセイカイ

今週に入ってはじめて外に出た。 とはいってもゴミ捨てと郵便受けを見に行っただけなのだが。今週は朝から晩まで在宅勤務である。 今日は資料作成のため朝7時から働いていた。ゆえにマックスで残業を出したがいつもよりは早く上がれた。なので娘を連れてゴミ…

男の人になりたい

早く大きくなって、男の人になりたい。 妻に娘がそう言ったらしい。たしか私も以前同じセリフを聞いたことがある。当然私たちは娘に尋ねる。「どうして?」と。もろもろ認識を改めさせたい気持ちは、ひとまずぐっと抑えることにして。 すると娘はこう答える…

足し算ブーム

数ヶ月前から娘は足し算ができるようになった。 お風呂上がりに髪を乾かすときに、妻が娘に算術の仕組みを教えたのだ。それ以来、娘は髪を乾かすときには問題を出すようせがむようになった。 初めは5より小さい数字2つの足し算だったが、次第に10までの足し…

不毛

今日は何度「不毛」という言葉を吐いただろう。 今まさに私がやらされている作業は「不毛」としか言いようのない作業だ。しかもその指示が社長から出ているというのだから呆れる他ない。 社長は自分では何も判断しないくせに、どうにかしろと中身の無い指示…

新しいパソコン

10年以上ぶりにパソコンを買い替えた。 寝室にワークデスクを置いたので、据え置き用にワイドディスプレイ型のノートPCを購入したのだ。 必要最小限の性能を備えたDELL端末をAmazonで選んだ。タイムセールもあってわずか5万円で買えた。最小限とはいえ今使っ…

ノスタルジーな帰路

どう考えても毎週3連休であるべきだ。 1日目にその週の疲れをとり、2日目は心から休日を満喫する。そして3日目は遊び疲れを癒やし、翌日からの仕事に備え英気を養うのである。 どこに無駄があるだろう。逆にどれかを疎かにしてしまっては人生が充分に謳歌で…

降って湧いた休日

降って湧いたような三連休である。 この一文で書き出すにあたり、『降って湧く』を念のため検索してみた。物事が思いがけず起きる。うむ、まさに今回の連休に相応しい表現である。 数日前に、本日が組織の一斉休暇日であることを知った。会社の制度的に今月…

外廊下を歩く夜

私は外廊下を歩くのが好きだ。 こんな気持ちの良い秋の夜なんかは特に。涼しい風に吹かれていると、ゴミ出しのために外に出ただけなのに無性にワクワクしてくる。 タワーマンションが人気な理由のひとつが『内廊下』にあると聞いたときには驚いたものだ。確…

呪われた腕 -ハーディ傑作選-

トマス・ハーディの『呪われた腕』を読了した。 読む本に困ったときには未読の『村上柴田翻訳堂シリーズ』を買ってしまう。ただ、この本を読み始めたくらいに、文庫化を待っていた作品たちが5冊もリリースされてしまったわけだが。 それはさておき、やはりこ…

娘のお叱り

なんてこというのよ! 娘が語気を荒げた。「あやまって!ちゃんと“め”をみてあやまって!」。目を見てと言われてもこの場合はどうすればいいのか。 とりあえず、私は言われるがままに画面に映るプリキュアの目を見て謝った。娘が私を叱るときの定型文は、妻…

高い高いの刑

1歳の息子はなかなかの怖いもの知らずだ。 ソファによじ登っては無謀にも飛び降りるし、外に放つとどこまでもグングンひとりで進んでいく。 そんな彼が唯一苦手だったのが『高い高い』であった。ゆえに、彼が悪さをしたときなどには『高い高いの刑』をたまに…

娘5歳の誕生日会

うろこ雲と入道雲が重なり空を漂っている。 まさに今は夏と秋の変わり目なんだよ。そんな会話が妻と娘で交わされ、私は後部座席からフロントガラス越しに空を見つめていた。 明日は娘5歳の誕生日。前日ではあるが休日のうちにお祝いをすることにしていた。レ…

新しいオモチャとひとり部屋

娘の新しいオモチャを出して遊んだ。 誕生日が近いのだ。実家から贈られたプレゼントが先に届いていたので、たっぷり遊べるこの休日に開けて遊ばせることにした。 リクエストして送ってもらったのは『くみくみスロープ』という知育玩具だ。様々なスロープパ…

ONE PIECE100巻

本日発売日で購入して読んだ。 100巻、すごいなぁ。こんなにも長い間ひとつの作品を書き続けられるだなんて。それが世界中の人からこんなにも長く支持されているだなんて。 小学生の頃から読み始めたというのに、未だに週刊連載を毎週追うほどにハマっている…

おうち育ち

産まれたときからコロナが蔓延した世界だったため、1歳になる息子はあまり外に出ていない。 当然、家族以外で接した人数も限られている。なにせ父方の実家メンバにはまだ会ってすらないのだ。 週末を除くとほとんど家の中、それもリビングまわりだけで過ごす…

別人

平日の自分は別人だと感じてしまう。 夜遅くまで仕事にかかりっきりで、妻や子供ともろくに触れ合う時間がない。仕事が終わるとほぼライフは切れていて、ぼーとしてただ寝るだけである。 別人だと書いたのは、休日の自分こそが本当の自分だとまだ信じている…