いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう

文学パパが綴るかけがえのない日常

2019-01-01から1ヶ月間の記事一覧

初蹴りからの夜マック

会社後、今年初となるフットサルをしてきた。 合計で19人集まった。3チームをつくり、交代でひたすら試合をする。参加者のレベルはバラバラだが、それゆえにプレイの切り替えをするのが楽しかった。 しかし、久しぶりに身体を動かしたのでとてもキツかった。…

評価

会社で年間評価のフィードバックがあった。 昇進やベース給与、退職金などにも影響する1年で最も重要な評価だ。今回私はありがたいことに、最高となる「A」評価をいただいた。 私は年末のボーナス評価でも「A」だった。少しだけ自慢をすると、「上位数%×上…

鼻からでた異物

「はなくしょ、とれたよー!」 お風呂のインターホンに向かって娘が声を上げる。向こう側の相手はリビングの妻だ。娘は嬉しそうに、そしてどこか誇らしげにそのことを報告していた。 娘は鼻からでる異物を『はなくしょ』と認識している。固体であろうが、液…

今日からまた。

なにもかもが久しぶりだった。 それでも家族3人で過ごす時間は、すぐに歯車が噛み合って違和感なく生活の中へと溶け込んでいった。約2週間、離ればなれになっていたのが嘘みたいだ。きっとこれが家族というものなのだろう。 家に帰り着くと、娘は久しぶりの…

おかえり

妻と娘が帰ってくる。実に16日ぶりの再会だ。 朝起きると少しだけ読書をし、その後は妻たちを迎える準備をした。洗濯をし、家中に掃除機をかける。 朝ごはんはお茶漬けを食べた。その間、パソコンを立ち上げ、製作した旅行用プレイリストをCDに焼く準備を済…

ソロ充

ソロ充という言葉があるらしい。 今朝、とあるブログを読んでいて見つけた。リア充の派生語で、一人を楽しんでいる人を指す言葉らしい。なんだか、今の私には妙に心惹かれる言葉だった。 というのも、遂に明日、帰省中だった妻と娘が帰ってくるのだ。当然と…

嬉しい話

娘の熱が下がった、と妻から報告があった。 仕事中にその知らせを聞き、私は舞い上がる思いだった。食欲も順調に回復しているらしい。夜にはビデオ通話で久しぶりに楽しいやり取りもできた。ここまでくれば、もう大丈夫そうだ。 さて、嬉しい話と言えば、昨…

小さな前進

娘の病状が少しだけマシになった。 昨夜も、妻が病院をハシゴまでして駆けずり回ってくれたのだ。娘も採血に点滴に診断に、さぞ恐かったことだろう。よく頑張ってくれたと思う。 病院に行くまでは相変わらず39度台の熱が続き、ほとんど何も口にできない状態…

無力

娘が本格的に風邪をひいてしまったようだ。 39度を超える熱が続いているらしい。昨夜も心配した妻が再び病院へと連れて行ってくれた。検査の結果、インフル等ではないとのことだ。 寝る前に少しだけビデオ通話をした。しかし、その間も娘は終始目がとろんと…

拝啓 九州にいる妻へ②

別々の生活も、あと1週間ほどになりましたね。 あの娘が風邪をひいてしまい大変でしょう。早く元気になれるよう、どうか看病をよろしくお願いします。 さて、私にはついにアレがやってきました。孤独から来る“寂しさ”という名のモンスターです。日曜の夜に、…

献灯使

多和田葉子の『献灯使』を読了した。 実はこの作家のことは最近になって知った。調べてみると日本を代表する世界的な作家らしい。そして今作で『全米図書賞(翻訳文学部門)』を受賞したようだ。 この本を読み始める前に、同じ著者のエッセイ『言葉と歩く日…

久しぶりの理容室

昨日は髪を切ってきた。 今の町に越してきて、まだ行きつけの店が決められていない。先月行ったところも今ひとつしっくりこなかった。そのため今回もネットで調べ、店の予約をした。 今回選んだのは「男性用サロン」と銘打っていたお店だ。変わってるなと思…

マイパートナー

久しぶりに妻とふたりで長話をした。 昨夜も、九州に帰っている妻と娘からビデオ通話がかかってきたのだ。はじめはいつものように娘と話していたのだが、いつのまにか妻との雑談がはじまり、気がつけば、娘は妻の膝の上で眠りこけていた。 画面の向こうを見…

働き方改革

昨日は仕事後に社外の講演会に行ってきた。 会社の育成施策の一環で、自ら手を上げ参加したのだ。会社の負担で自己研鑽ができ、業務扱いなので時間外手当も発生する。実においしいプログラムだ。 講演者はコンサルティング会社アクセンチュアの幹部。テーマ…

ビデオ通話

妻と娘が帰省して以来、毎日のようにビデオ通話をしている。 昨日も寝る前にかけてきてくれた。映像がうつると、いつも娘が正面からこちらを見つめている。私の姿を確認すると「むふ~」と息を漏らし、わかりやすく嬉しそうにしてくれる。喜びを感じる瞬間だ…

マクドナルドで夕食を

食べてみた。昨夜のことだ。 無性に食べたかった、というわけではない。ただなんとなく『ひとり暮らし』っぽいことをしたかったのだ。妻と娘のいない、この非日常を味わってみようかと。 スマホでクーポンを探すといいものが見つかった。ポテトLとチキンナゲ…

ウォーキング

連休最終日の昨日はさすがに外に出た。 それまでの2日間、まったく外出をしなかったからだ。映画を3本観終わり、本5冊を読み進めた。隙間時間に音楽もたくさん聴いた。 私は動きやすいようスウェットにライトダウンジャケットという出で立ちで外に出た。中に…

総特集 森見登美彦

『総特集 森見登美彦』を読了した。 先日発売されたばかりのムック本だ。たまたま本屋で見つけたので手に取った。なぜだか、森見登美彦にはいつだって興味を惹かれてしまう。 彼との出会いはデビュー作の『太陽の塔』だった。高校時代に友人から勧められて読…

リビングの主役

我が家のリビングが生まれ変わった。 昨日テレビ台が届いたのだ。それに初売りで買ったテレビを乗せて設置すると、それだけで、それまで我が家には無かったモダンな雰囲気が醸し出された。 昨日は昼過ぎに配送業者が来た。しかし想定とは違い玄関での受け取…

拝啓 九州にいる妻へ①

今日から別々の生活がはじまりますね。 しばし実家で羽を伸ばし、ゆったりとお過ごし下さい。お祖父さんの米寿祝いも、よろしくお願いしますね。 今朝起きると、家の中がとても広く感じました。 自分が築いた城はこうも広大なのかと、少し得意げにもなりかけ…

小確幸(ショウカッコウ)

『小確幸』という造語があるらしい。 昨日とあるブログ記事を読んで知った。村上春樹がエッセイの中で用いた造語で、少し前には台湾等で大流行したらしい。彼のファンなのだが、恥ずかしながら知らなかった。 この言葉を知って、今の自分にとても当てはまる…

寝たふり

娘の寝たふりのクオリティが高い。 人を欺くための寝たふりではなく、「って、寝たふりかいっ!」とツッコませることを目的としたそれだ。 昨日も、夕食をこれ以上食べるのが嫌になった娘は、案の定寝たふりをした。「くぉ~くぉ~」と、(誰の真似か)とて…

ぜんぜんだいじょうぶ

娘のアレルギー検査の結果が返ってきた。 定期的に肌に発疹がでるので、念のため血液検査をしていたのだ。結果は問題なし。強いて言えば、生の卵白には注意するよう言われたくらいだ。 今後の治療については、発疹がでるたびにこれまで使っていた薬を塗るよ…

仕事始め

昨日は仕事始めだった。 妻からの「今日は行くだけで100点よ」という言葉を胸に家を出た。思いのほか気分はいい。駅まで歩きながら爽やかな朝だなと感じた。 いつもは始業ギリギリに行くのだが、この日は少しだけ早く行き、周りの方々に新年の挨拶をした。ど…

夕暮れ時の初詣

遅ればせながら初詣に行ってきた。 場所は四天王寺。あべのハルカスで予約した娘の福袋を取りに行くついでに、家族3人で参拝してきた。 時刻は夕方4時頃。正月からしばらく日が経つので、さすがに人はまばらだった。 お賽銭を投げ、妻と並んで手を合わせる。…

そんなわけあるまい

聞いてほしい。妻が可笑しなことを言うのだ。 彼女曰く「今日で休みが終わり、明日から仕事が始まる」らしい。 はっ、バカを言っちゃいけない。私の休暇は10日間もあるのだ。10連休と言えば、ほぼ永遠に働かなくていいことと同意であろう。 休み前の私の感覚…

新しいテレビ

初売りで買ったテレビが届いた。 今もその正面のソファに座りこの文章を書いている。見るたびに思う。「でかいな」と。 我が家はこれまで、大学時代に私が買った26型のテレビを使っていた。それが今回55型に大幅なサイズアップ。そのギャップに私たちの感覚…

暖かな家の中で

娘が風邪をひいてしまった。ただ、順調に快方へは進んでおり、今日は昨日と比べると調子が良い。 一昨日の夜から昨日にかけてがピークだった。深夜、鼻が詰まって寝苦しい娘は、寝ぼけながらに泣きじゃくり「ねれない、ねれない」と本当にツラそうだった。 …

きいろいゾウ

西加奈子の『きいろいゾウ』を読了した。この作者。すこぶる評判がいいので前々から気にはなっていたが、初めて作品を読んだ。一番の代表作『サラバ!』から読もうともしたのだが、かなりの長編なので、万が一にも文体が合わなかったら読み切るのがしんどい…

初売りへ

梅田の初売りに行ってきた。とはいえ、お昼の12時を過ぎてからだけど。 駅に向かっている途中、初売り帰りらしき女性組とすれ違う。手には持ちきれないほどの紙袋を持っていた。競争率の高い商品は、既にこのような勇ましい方々によって買い尽くされているの…