いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう

文学パパが綴るかけがえのない日常

評価

会社で年間評価のフィードバックがあった。

 

昇進やベース給与、退職金などにも影響する1年で最も重要な評価だ。今回私はありがたいことに、最高となる「A」評価をいただいた。

 

私は年末のボーナス評価でも「A」だった。少しだけ自慢をすると、「上位数%×上位数%」となるので、両方で「A」をとる人は全社的にみても極めて一握りの数になるらしい(上司談)。にんまり。

 

そんなことはさておき、私は会社で評価をもらうたびに思い出す妻との話がある。いつだったか、何年か前に妻が私に向かって言ったことだ。

 

「専業主婦はサラリーマンと違って、客観的な評価をもらう機会がないから、毎日の取り組みに達成感や充実感を抱くのが難しいのよ」

 

そしてそのときは「だからこそ、あなたには気づいたことは出来るだけ褒めて欲しいし、感謝もまめに伝えて欲しい」そんなことを言われた覚えがある。

 

私は当時、確かにその通りだなと感じたし、今でもそう考えている。それゆえにそれ以降、折に触れてはその言葉を思い出し、なるべく言葉にするよう努めてきたつもりだ。(今後もさらに意識したい)

 

そして今回、改めて強く思ったことが「妻の支えなくして私の会社での活躍はあり得ない」ということだった。

 

ワークライフバランスという言葉が叫ばれているように、私生活での充実があるからこそ、会社でも力が発揮できるのである。妻が安定した生活を提供してくれるからこそ、私は集中して仕事に取り組めているのだ。

 

そんなわけで、私が会社でもらった「A」評価は、私たち夫婦につけてもらった評価だと捉えている。つまり妻も「A」。満点評価だ。

 

そしてそんなふうに、妻の名誉も背負っていると考えると、尚更よい評価を持って帰りたいなと思うのであった。よし、次もふたりで頑張ろう。