いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう

文学パパが綴るかけがえのない日常

2021-05-01から1ヶ月間の記事一覧

火を熾す

ジャック・ロンドンの『火を熾す』を読了した。柴田元幸翻訳叢書シリーズで刊行されており、ずっと気になっていた。ロンドンの作品は初めて読むが、前評判の高さからとても期待していた。 読み終えた感想としては「期待通りだった」の一言に尽きる。古典米文…

海老フライ祭り

海老フライを揚げる匂いには心躍らされる。 そしてその音にも。パチパチパチと油が小気味良く弾けている。彼らが跳ねれば跳ねるほど衣はサクサクに仕上がるのだ。いいぞ、もっと飛び上がれ。 食卓には30尾の海老フライが並んだ。私と妻、そして娘の大好物な…

カブトムシの幼虫

飼っているカブトムシの幼虫が6匹に増えた。 今日も緑地公園に赴いたのだ。刈りたての芝生が放つ生気溢れる香りを嗅ぎながら、拠点のテントから今日も娘と虫探しに出かけた。 娘が思うがままに園内を進み、よさげなポジションを見つけると木の枝で土を掘り返…

首をかしげる

息子はよく首をかしげる。 そうすると視界が横転して面白いからか、我々に何か合図を送っているのかはわからない。が、彼の特徴的な仕草のひとつとなっている。 今日も在宅勤務の昼休憩中、ソファで横になっていると、顔の前に息子がやってきた。私の顔を純…

自負と偏見

ジェイン・オースティンの『自負と偏見』を読了。名高い古典作品だが、実際に読んでみて、これは紛れもない傑作だと思わされた。 第一印象が最悪なふたりが、しだいに惹かれあい、身分の違いや様々な障害を乗り越えながら、最後には晴れて結ばれる。恋愛作品…

こやつ、いつのまに!

今日は在宅勤務で午後は息子とふたりで過ごした。 娘が午前保育だったので、妻と一緒に公園に遊びに行ったのだ。私のスケジュール的にも午後は余裕がありそうだったので、ひとりリビングで仕事しながら息子の様子を見守っていた。 テレビで『いないいないば…

弟に泣かされる姉

今日は娘が息子に2度も泣かされた。 娘は4歳。かたや息子は0歳だ。 1度目は娘がひとり遊びをしている時。久しぶりに見つけたオモチャを出して遊ぼうとしていると、興味を惹かれた息子がグングンと近寄っていった。 最初は方は娘も楽しそうに弟を制していたの…

またひとり会社を去った

またひとり仲の良い先輩が転職した。 挨拶メールを受け取るとすぐに電話をかけて別れを惜しんだ。たまたま共に出社していたので、終業後には会いに行って対面でも少し話をした。 先輩の年齢は30代後半なので、転職するにしては遅かったと本人も語っていた。…

公園サマサマ

大きな公園が近所にあって本当によかった。 コロナ渦にある今、尚更のことしみじみと思う。晴天に恵まれると家族で緑地公園に出掛ける。今週も二日連続、どちらも皆そろって徒歩で行った。 遊具エリアは人が多いので、最近はもっぱら円形花壇という公園の中…

別れと出会い(幼虫編)

飼っていた幼虫について衝撃の事実がわかった。 今朝も娘とベランダに出て、飼っている5匹の幼虫の生存確認を行っていた。どれも元気で相変わらず居心地の良さそうに成長しているようだった。 私はそろそろ彼らがカブトなのかクワガタなのか、はっきりさせよ…

村上さんのところ

村上春樹の『村上さんのところ』を読了した。 期間限定サイトで村上春樹がファンからの質問に答えた文が収録されている。先日『海辺のカフカ』を再読して、村上の語り口にまだ浸りたい気持ちになったので、未読のこの本を手に取った。 一問一答形式で書かれ…

声を出す息子

息子がよく声を出すようになってきた。 これまでは比較的静かな子だったのだが、笑うときや泣くとき以外にも声が聞かれるようになった。 ひとり遊びに興じているときにも「ふん、ふん、うー、うー」と楽しそうな声を出している。ハイハイするときや、私たち…

幼虫の飼育

娘と一緒にカブトムシの幼虫を飼いだした。 正確に言えばカブトムシかクワガタかはまだわからない。小さなかごに入れて飼っている。5匹いる。 先週末に近所の緑地公園で捕まえた。いつものようにダンゴムシを探し、めぼしい土を掘り起こしている時に出会った…

久しぶりの両親との電話

私の実家からマンゴーが届いた。 妻がお礼の電話をすると、一応私と妻への誕生日祝いということらしい。ただそれはあくまで名目を取って付けただけの話で、実際は出先でよいものを見つけたので贈ってくれたのであろう。 妻曰く、テレビ電話越しにはお母さん…

梅雨入り

今年も梅雨がやってきたらしい。 学生時代はこの時期が憂鬱だった。人並みの美意識もまだ持ち合わせていたので、くせのある前髪が湿気のせいで決まらないことをよく嘆いていた。 今では髪型のことはあまり気にならなくなったが、やはり今でも梅雨は好きでは…

娘の皿洗い

ワタシにもそれ、やらせて。 娘がそう言ってきたのはキッチンでのことだ。食洗機に入りきらなかった皿を、私が手で洗っていた。 最初は「すぐに終わらすから、遊んでなさい」とあしらっていたのだが、妙に真剣で頑なにその場を動かなかったので、抱っこして…

フィカスの鉢替え

GWに観葉植物の仲間をひとつ増やした。 フィカス・アルテシマという種類だ。前回のパンダ・ガジュマルのときもそうだったが、私は一つひとつの葉っぱに存在感のある植物が好きみたいだ。 植物を育て始めて以来、次はどんな仲間を加えようかと、観葉植物の画…

宴だ!

ONE PIECEのルフィ達は勝利の後には宴をやる。 今夜はまさにそんな気分だった。『ゴールデンウィーク明け1週目』という強敵は、ドフラミンゴとは言わずとも、アーロンくらいには匹敵するだろう。 11連休明けの5連勤。しかも今週は出社した水曜日以外はすべて…

誰がために鐘は鳴る

ヘミングウェイの『誰がために鐘は鳴る』読了。 ヘミングウェイの名の知れた大作。戦争ものは苦手だったが、前回読んだ『武器よさらば』が存外に面白かったので、今作も期待して読んだ。 結論から言えば面白かったが、期待したほどではなかった。主人公が敵…

好きなことを仕事にする

今日は久々に出社した。 私が畏怖している部長への説明を行い、毎度のことながら惨敗感を味わった。特にやらかしたわけでもなく、案件も先に進められるのだが、また部長が求めるレベルを越えることができなかったなと、自分の力不足を痛感させられたのであっ…

初めてお小遣いを使う

娘が初めて自分のお金で買い物をした。 今年の正月から娘にお年玉(500円)をあげた。それ以来、娘がプールの試験に合格したり、特別にお利口な行動をとった際などに、100円ずつお小遣いを渡していたのだ。お金に馴染み、少しでもその仕組みを学んでもらいた…

頭痛もち

週初めの仕事は、必ず頭痛が訪れる。 私は学生の頃から偏頭痛持ちなのだ。GW明けの本日も、覚悟はしていたが、やはり頭痛に苛まれた。 市販の頭痛薬で効く場合が多いのだが、今日は薬を飲んでも痛みが治らなかった。頭痛がある時のモチベーションの低さは尋…

錨をあげろ!

ついに最終日だと憂う日がやってきた。 11連休は瞬く間に溶けていった。瞬く間に、というのは少し大袈裟かもしれない。しっかりと11日間、時の流れを感じながら穏やかな日々を過ごした。仕事から離れて暮らす喜びを、たっぷりと享受した。 いや、たっぷりと…

端午の節句

息子の初節句をお祝いした。 天気や休日の関係で、遅ればせながら本日祝ったのだ。懐石料理店の個室を予約し、家族で赴いた。 祝膳と鯛の姿焼の前で家族写真を撮った。息子にも袴風の服を着せ、ばあば手作りの布兜を被せた。 畳の上にテーブルが置かれた個室…

ハイハイレース

娘が幼稚園から帰るとハイハイレースを開催した。 参加者は私と4歳の娘そして0歳の息子だ。娘が帰宅すると、にわかに息子が活発になる。ハイハイをして娘の後を「あそんでー」と追いかけ回すのだ。 そんなわけで、そこに私も加わりハイハイで競争することに…

ちょうちょ捕り

リベンジは早いに越したことはない。 天気がよかったので、娘を幼稚園に迎えに行くと、その足で皆で緑地公園へと出掛けた。 やはりこの前休日に来た際よりも人が少ない。日陰を見つけて芝生の上にシートを敷いた。虫かごと虫取り網を持って娘と太陽の下に飛…

丸3年

このブログを始めて今日で丸3年だ。 たまに昔の記事を見返すと「こんなだったか」と驚くが、中学生が高校生になる期間だと思うと、妙に納得させられる。そら子供も大きくなるわけだ。 3年前は「アンパンマン」とさえうまく発音できなかった娘。今では折り紙…

近場でのお出かけ

緊急事態を受け2泊3日の旅行をキャンセルした。 とは言え、あまりに虚しいので、とっていたレンタカーを一日だけ別用途で使うことにした。 近場の小さな農場を3ヶ月ぶりに訪れることにした。ビニールハウスでは再びイチゴ狩りができた。ただシーズンの終わり…

トロピカルな一日

久々の快晴で、外に出かけた。 近所の緑地公園だ。芝生の上にテントを張り、シートを敷いた。いつものピクニックスタイルだ。 娘の同級生家族にも声をかけ公園で落ち合った。それぞれに虫取り網とカゴを持ち、虫探しに興じた。 しかし、なかなか虫は見つから…

筋肉体操から逃げる

ここ数日、悲鳴があがっている。 声の主は私の筋肉たちだ。ゴールデンウィーク中は肉体改造をするのだ、と安易に目標を掲げたことで、このような事態を招くこととなった。 一日と欠かさず『筋トレ』か『ランニング』を行う。それが連休前の私が自分に課した…