いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう

文学パパが綴るかけがえのない日常

筋肉体操から逃げる

ここ数日、悲鳴があがっている。

 

声の主は私の筋肉たちだ。ゴールデンウィーク中は肉体改造をするのだ、と安易に目標を掲げたことで、このような事態を招くこととなった。

 

一日と欠かさず『筋トレ』か『ランニング』を行う。それが連休前の私が自分に課したルールであった。ランニングの方は連休前から週末に行っていた。筋トレの方は、昨年あたり話題になった『みんなで筋肉体操』を見ながら行うことにした。

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連休のはじまりは二日続けての『筋トレ』であった。早起きができなかったり、雨が降ったりでランニングに行けなかったのだ。私は気合いを入れてテレビの前に立ち、『筋肉体操』を流し始めた。

 

私は最初のレッスンから絶叫することとなった。正直NHKの番組だからと舐めていたのだ。思いのほかメニューはハードで、それもスピーディに行われていくので、まったくついていけなかったのである。

 

二日目も同様であった。順にトレーニングする部位は変わっていくのだが、どれをこなすのにも無言のうちには遂行できなかった。情けない声を連呼する私を、さも不思議そうに息子が眺めていた。

 

そして、本当にキツいのはその後であった。翌日からは足とお尻が、その次の日からは腕の筋肉が、動くたびに悲鳴を上げることとなったのだ。

 

私はすっかり『筋肉体操』恐怖症となってしまった。しかし自らに課したルールは破れない。ゆえに私は早起きをし、雨が降り出す前に『ランニング』をすることでここ二日は日課をクリアした。

 

ただ以降の天気予報では、朝から雨が降る日もある模様だ。いつまでも『筋肉体操』からは逃れられまい。思えばあの番組の出演者たちは皆ものすごいマッチョだ。番組選択を間違ったのかもしれない。