いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう

文学パパが綴るかけがえのない日常

2018-11-01から1ヶ月間の記事一覧

雄弁なため息

そのため息は、妻の口からふいにこぼれた。 みんなでお風呂に入ろうと、脱衣所あたりに集まっているときのことだ。 会社から帰ったばかりの私は、仕事終わりの開放感と、家族とふれあえる喜びに、(毎度のことだが)テンションがあがっていた。 娘もパパが帰…

ぷよぷよ

『ぷよぷよ』というパズルゲームがある。きっと皆さんもご存じであろう。 同じ色の『ぷよ』を4つ並べたら消える。それを一気に消す『連鎖』を起こすほど高い得点が貰え、なによりとても気持ちいい。 私は特段そのゲームが得意なわけではない。しかし、仕事に…

魅力を感じる女の子の要素

貴方は女の子のどんなところに惹かれるだろうか。 整った顔立ち、魅惑的なスタイル、可愛らしい声、癒やされる笑顔。様々な意見があると思うがその中でも、私にとって『しゃべり方』というのは大切な要素だ。 昨日、娘とおしゃべりをしていて、そんなことを…

頑張る先輩

最近、会社のとある先輩が仕事を頑張っている。 その人は年齢が10も上で、一応自分の上司にも当たるのだが、普段は仲の良い同僚というスタンスでお互いに接している。私も心から慕っている先輩であり、向こうも私を可愛がってくれている。 とにかく人当たり…

ねんねを巡る攻防

ねんねの前には、たいてい妻と娘の討論がある。昨日の模様は端から見ていてもなかなか見応えがあった。 妻「さぁ、もうねんねするよ」 娘「ねんねじゃないよ、あんぱんまんよ!」 この謎の返しは最近娘がよく使う戦法だ。意味は全くの不明なのだが、とにかく…

モンスターハンター

モンハンとは恐ろしいゲームだ。 下記で書いたとおり、先日からPS4で妻と遊んでいるのだが、すっかりハマってしまった。 pto6.hatenablog.com 今やそのプレイ時間は15時間超え。娘が寝ている深夜や早朝に、妻と一緒にベッドを抜けだし、画面の前で膝を交えて…

高野山を歩く

昨日は高野山に行ってきた。妻のご両親を連れての『関西観光』第三弾(二条城、道頓堀、高野山)だ。 高野山は和歌山北部に位置する、高い山々に囲まれた標高約800mの平坦地である。日本における真言密教の聖地とされており、世界遺産にも登録されているらし…

エビフライ・パーティ

私たち夫婦はエビが大好きだ。 とくに妻の一番の好物がエビで、彼女の誕生日やプロポーズの際には、エビ料理の専門店に連れていったくらいである。(当然、大喜びした) そんな僕らの血を引いたのか、娘も着実にエビ好きの道を歩んでいる。目の前にエビがある…

そうだ 二条城、行こう。

二条城をご存じだろうか。 徳川家康が征夷大将軍に任命された際の祝いの儀式から、大政奉還までが行われた、つまりは『江戸時代の始まりから終わりまで』を知る重要な場所だ。 京都にある徳川所有の平城で、主には天皇などを招き厚遇するために使われていた…

救急病院へ

昨日は慌ただしい帰宅となった。 帰り道に妻から連絡があり、娘がケガして病院へ行ったことが告げられたのだ。緊急事態で夕食の準備ができていないので、家族分のお惣菜を買ってきてほしい、と。 私はスーパーで夕食を買いそろえ、急いで家へと向かった。娘…

SUITS

漠然とではあるが、ジェイムズ・ボンドをはじめスーツを着こなす大人の男性に憧れをもっている。 現在の月9ドラマ『SUITS』も、毎回登場人物たちのスーツ姿に惚れ惚れとしながら楽しく観ている。 しかし残念なことに、今の私は自分の着るスーツに一切の拘り…

ふたりっきりの週末を終えて

妻が帰ってきてふたたび3人に戻った。 結婚式に参加してきた妻は、友人達と久しぶりにたくさん話せたようだ。帰りには岡山の後楽園にも立ち寄り、しばしひとり旅を満喫したらしい。 その間私と娘は、とにかくふたりで遊び尽くした。1日目は公園遊びから帰っ…

インヴィジブル

ポール・オースター著『インヴィジブル』を読了した。9月末に発売された新作。久しぶりにオースター小説を読んだが、やはり私は彼の文章の、物語の、虜である。 これからも「好きな作家は誰?」と問われれば、「ポール・オースター」と応えよう、そんな決意…

ママのいない休日

今日は娘と二人きりで過ごす。妻は友人の結婚式で、一泊二日で広島に出掛けている。 朝早くから家を出発した妻。玄関から出る直前、何かを察知したのか、娘が寝ぼけながらに起きてきた。自分も行く!といって泣きわめいていたが、抱っこしているといつのまに…

お風呂遊び

「い~ち、に~い、さ~ん・・・」 場所はお風呂場。娘が数をかぞえながら、シャンプーボトルや洗顔チューブを浴槽のふちに並べていく。 「・・・は~ち、きゅ〜、じゅっ!」 すべてのボトルを並べ終わると、それらのうちから2つを手に取り、車にみたてて遊…

サッカーと仕事は似ている

サッカーと仕事は似ている。昨日フットサルをしながらそのことを改めて実感していた。 職場の同僚とのフットサル2回目。先月やった時よりも体力のもちがマシになり、ボールタッチも目を当てられるほどにはなってきた。 集まった人数が少なかったのでコートを…

ささやかな蓄積

「はい、ちーず、かしゃ」 娘が両手の指でつくった不格好な四角形を覗き込み、その“カメラ”のシャッターを切った。 娘は気に入ったものを前にすると、よく自分の“想像カメラ”を持ち出す。今回の対象物は、お茶が少しだけ入ったコップと、空になったティッシ…

ONとOFF

残業から帰ると、妻と娘がお風呂に入っていた。 洗面所で手を洗っていると、物音で私に気づいた娘が「あ、ぱぱ」「ぱぱだ」「ぱぱぁ!」と嬉しそうな声をあげる。 まずは夕食を済ませようと作り置きのおかずをレンジで暖めていたのだが、あまりにも娘が呼ん…

娘の怖いものランキング

この週末は娘にとっての怖いものを再確認できた。 この年齢時(2歳初期)の記録として、一度ランキング形式でまとめておきたいと思う。 第3位:虫 蝶々とか、可愛らしいもの以外は基本ダメ。昨日も、ベランダの窓の外側に張り付いた小さな蜘蛛を見つけ、自…

初めてのPS4

久しぶりに妻と夜更かしをしてしまった。 昨日、午前中は保険関連の手続きをし、午後からは電車でショッピングモールに遊びに行った。娘はそこで元気いっぱいに動き回った為、帰ってからお風呂をすませると、力尽きるように一人で寝てしまった。 いつもは家…

まんぷく

再三書いているが、娘は歌と踊りが大好きだ。 それゆえ、テレビから流れるノリのよい音楽には高確率で反応するし、それに振り付けがあろうものなら、すぐに真似したがる。 昨日は妻の提案で録画した朝ドラを見ていた。 ちゃんと見るのは私は初めてだったのだ…

ふたりの子ども

昨日、会社から帰ると妻のママ友が遊びに来ていた。 娘と同い歳の女の子も一緒だ。娘は私の姿を確認するとすぐに廊下を駆けてきた。それに釣られ、友達の女の子も私の方に興味を示す。 娘は私の手をひっぱり、着替える間も与えずに私と遊びたがった。きっと…

ほっぺた

私の顔をぺたぺたと触る娘。ひとつひとつのパーツを指でなぞっていく。 「おくち」 「はな」 「めめ」 「まうげ」 「・・・ここ」 口、鼻、目、眉毛ときて、おでこで止まった。私は「お・で・こ」と教えてあげる。「お・れ・こ」と娘も復唱する。 次に、彼女…

すっぱ、おいしい

昨日、娘がおままごとをしているときに、こんなことを言っていた。 「すっぱ、おいしい」 娘は一瞬顔を渋め、そのあとで満面の笑みを浮かべる。娘が同じ物を私の口に持ってきたので、彼女に同調し私も同じリアクションを取った。 私たちは何度かそれを繰り返…

いい湯だな

新しい家に住み始めて、違いを実感するのがお風呂だ。 前のマンションより一回り大きくなった。おかげで足を伸ばしてゆっくりと入ることができる。 毎日その瞬間がささやかな楽しみだ。ざぶ~んとお湯に浸かり足を伸ばす。するとみるみる全身が暖まり、幸福…

増えていく日常語

昨日は長いこと娘と一緒に過ごせた。 その中で、最近娘の日常語がまた増えたなぁと改めて感じた。どれも私たちの口調がうつったもののようだ。 「ちょっとまっててね」 新居に引っ越して以来、娘とはリビングと寝室を横断する遊びをすることが増えた。そのと…

ご近所散策

久しぶりに予定のない週末。私たちは新しい住処の周辺を探索してみることにした。 まずは、未だその全貌が掴めない服部緑地公園(家から徒歩6分)へと向かった。 公園マップを眺める。それによると、私たちはまだ全体の5分の1の領域にしか足を踏み入れていな…

新居のお祝い

昨日は父と母が新居のお祝いに来てくれた。 父が仕事で関西に来る用事があったので、母もそれに着いてきて私たちの新居へと出向く時間をつくってくれたのだ。 私はもともと役所や銀行で住所変更をするため、会社の休みをとっていた。それら手続きは朝一から…

論破力

ひろゆき著の『論破力』を読了した。 本屋で別の本を探しているときにふと目に入り、気になったので手に取り読んでみた本だ。 作者は2chやニコニコ動画の運営にたずさわっていた西村博之。ネット上での有名人だ。知る人の中には、彼のことが嫌いあるいは苦手…

フットサル

全身が疲れている。昨日、久しぶりにフットサルをしてきたのだ。業務後に、会社の同僚たちと。メンバーは20名弱集まった。 数ヶ月ぶりにボールを蹴ったがやはり楽しかった。ただ当然体力は衰えているので、数分間の試合をしただけで倒れ込むほど疲れてしまっ…