いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう

文学パパが綴るかけがえのない日常

そうだ 二条城、行こう。

二条城をご存じだろうか。

 

徳川家康征夷大将軍に任命された際の祝いの儀式から、大政奉還までが行われた、つまりは『江戸時代の始まりから終わりまで』を知る重要な場所だ。

 

京都にある徳川所有の平城で、主には天皇などを招き厚遇するために使われていた場所らしい。ちなみに世界遺産にも登録されており、メインの建物である『二の丸御殿』は国宝にも指定されている。(以上、全て後知恵)

 

昨日は会社を午後から休み、そこへ行ってきた。というのも、福岡から妻のご両親が遊びに来てくれたので、京都観光をしてきたのだ。(ご両親も大の歴史好き)

 

私以外のメンバには先に行っててもらい、私は後から追いかける形となった。そのため、城の大部分はひとりで見て回った。

 

二条城に来たのはこれがはじめてだ。まず外側から見た感想は、率直に「でかい・・・」ということだった。とにかく広大な敷地を有しており、なんだかそれだけで心が躍った。

 

さっそく入城すると、まずはメインの『二の丸御殿』へ。広々とした城内を、面白い音がなる床(鶯張りというらしい)の上を歩いて進んだ。そして、まさに大政奉還がされたという大広間の前へ。

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広々としており、随所に煌びやかな装飾が施されていた。立て看板に書かれた解説文を読むと、壁や天井の絵柄、作りの細部にまで意味が込められているらしい。

 

概ね、そこに座る将軍への敬意と配慮が尽くされていた。例えば、将軍が座る場所が下々の座る場所より床が1段高くなっていることは有名であるが、実は天井においても、将軍が座るところだけぼっこりと上に窪み1段高くつくられているのだ。

 

いつの時代においても、上の人への敬意を形で表し、喜ばそうとするのは一緒なんだなぁと思った。そして、それに対してあれこれ趣向を凝らす人達が、あの時代にも必要だったわけだ。

 

またこの大広間を見て気づいたのが、将軍が座る位置と下々が座る位置が思いのほか離れている、ということだった。(大政奉還のシーンを再現した実物大の人形たちが置かれていたのでわかりやすかった)

 

「将軍そうとう大きい声で話さないといけないじゃん」

 

そんな感想が最終的には一番心に残った。マイクもないし大変だったろうに。まぁ、側近の人が代わりに伝えてくれたのかもしれないけれど。

 

その後は皆と合流し、他のエリアも見て回った。庭園もとても綺麗に整備されており、見ていてとても気持ちよかった。(建物の外形も実に興味深い)

 

ちょうどいま『西郷どん』も見ているし、実際に来てみてよかったなぁと思った。派手さはないが、歴史好きの人なら楽しめる場所ではないだろうか。

 

それにしても大阪に住んでいると、このようにふらっと京都に行けるから便利だ。まさに「そうだ 京都、行こう。」の体現である。

 

さて、今日は三連休前最後の仕事。

 

木曜日は自分が主催する大切な会議もある。将軍ほどじゃないにしろ、大きな声を出して頑張ろう。