いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう

文学パパが綴るかけがえのない日常

2020-08-01から1ヶ月間の記事一覧

ムーン・パレス

ポール・オースター『ムーン・パレス』再読。これで読み返すのは3回目になるだろうか。どっしりとした長篇なので、向き合うのには気合いがいる。しかし読み始めると、惹き込まれるようにその世界へと入っていける。 ここのところ私の読書熱は下降気味であっ…

同期からのSOS

同期から受けた電話に思いを馳せる。 彼はこの8月に私と同じ部門に着任した。それ以前でも互いに知っており、会えば話をする間柄だった。ただ、言ってみればそれ以上でも以下でもなく、友人と言えるほどではなかった。 しかし8月からは日々顔を合わすので会…

姉弟の初対面

昨日、妻が退院した。 妻と息子は実家へと戻った。息子にとっては初めての実家だ。私はその場にはいなかったが、実家メンバに息子が初お披露目されたようだ。 私としては早く息子と娘の対面が見たかった。妻にその様子を撮ってくれと催促したが、娘は幼稚園…

出生の手続き

昨日は息子に関する手続きで市役所に行った。 業務も午後から時間休を取得。役所に行くときはいつも身構えてしまう。平日にしか行けないので、なにか不備があればふたたび休みを取る事態にもなりかねないからだ。 役所のホームページで持参するものを調べ、…

部長に感動させられた話

昨日は仕事をしていて感動する場面があった。 先日は課長が素晴らしい人だと書いていたが、その上の部長はまた別のレベルで尊敬できる人だ。昨日その部長へと説明をしている際に、私は感動に包まれることとなったのだ。 うちの担当は、全社的なお金のマネジ…

照れる娘

なぜだろう。娘が照れている。 最近、ビデオ通話をするといつもそうだ。映像がうつると、画面が揺れるほど「ぱぱ!ぱぱ!」と興奮してくれる。でも、すぐにもじもじとやりはじめ、しばらくすると画面から逃げだしてしまうのだった。 私が見つめると「みない…

絵の上達

妻から娘の描いた絵が送られてきた。 驚いた。里帰りをする前と比べ、格段に絵が上手になっていたからだ。ビデオ通話をした際にもその片鱗を感じていたのだが、改めて画力の向上を実感させられた。この絵は、娘自身と実家で飼っている犬なのだそうだ。楽しそ…

フィクションに浸る

フィクションに浸るのが好きなんだね。 と、先日ある人に言われた。そうかもしれない。自分では“誰かの作品”に触れるのが好きなのだと捉えていたが、そのように言い換えることもできるかもしれない。 この週末も、いつものようにフィクションの世界に浸った…

違った可愛さ

もうすぐ4歳になる娘と、生まれたての息子。 やはりそれぞれの可愛さには違いがある。入院中の妻からは息子の動画が、実家のお義母さんからは娘の動画が随時送られてくる。おかげで毎日子ども達の姿が見られてとても幸せだ。 息子の方は、ただ眠り、おっぱい…

背中

最近は十代の活躍がめざましい。 私はふたりの若者に、ここのところ心を掴まれている。ひとりめは先日、史上最年少での二冠を達成した藤井聡太棋士だ。 彼の精神面での強さ、度胸、冷静さ、そういったものを見ていると感心させられる。メディアの持ち上げも…

一夜明けて

息子の誕生から一夜が明けた。 昨日は私もほぼ徹夜の状態で一日を過ごしたため、仕事を終え、夕食をとると、風呂も入らずベッドに倒れ込み、深い眠りについた。 5時間ほど寝て深夜に起きると、夕食の皿洗いを済ませ、シャワーを浴びた。さっぱりしてベッドで…

息子、誕生!

さきほど息子が無事に産まれた。 計画では今日から妻が入院する予定だったが、昨夜時点で破水をしてしまい、緊急で手術をする運びとなったのだ。もともと帝王切開をすることは決まっていたものの、一日前になったことでドタバタでの出産となった。 コロナ状…

課長への信頼感

今日から在宅勤務が新しい職場でも再開した。 異動直後ということで、しばらく出社をしていたのだが、また在宅勤務中心の業務体制へと移行していく。ある程度は職場メンバとの人間関係が築けたので、不安も少なく在宅勤務への切り替えができた。 昨日は今週…

娘を見習って

娘と数日ぶりにビデオ通話をした。 彼女は映像が映るがいなや、最近買ってもらったというオモチャを私に見せてくれた。こんな絵も描いたの、足のここ虫に噛まれちゃったの、と矢継ぎ早に報告をしてくれる。 そんな彼女は昨日から新しい幼稚園に通い始めた。…

デデデデ

通称『デデデデ』という漫画を衝動買いした。 正式タイトルは『デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション』というもので、浅野いにおによる作品である。 きっかけはお盆期間にふと漫画が読みたくなったことだ。そのとき昔読んでいた浅野いにおの画風…

真夜中のキャッチボール

0時を回った頃に妻から電話がかかってきた。 妊婦は眠れないらしい。一説によると、赤ちゃんが産まれてきたあとの生活に向けて、夜寝ないことに身体を慣らすためとも言われているらしい。なるほどなあ、と思った。 妻が近々入院することも見越して、娘は一日…

先輩かぜ

昨日は久しぶりに会社で仕事をしてきた。 部下にあたる後輩が、夏休みを終えて出社する予定だったからだ。仕事で彼に聞きたいことがあったし、今後の業務の進め方について意識合わせも行いたかった。 炎天下での出社は想像以上に地獄だった。身体が火照って…

合い挽き肉

最近は合い挽き肉にはまっている。 スーパーのお肉コーナーに行くと、それを手に取ってカゴに入れる。それまでは牛や豚のこまぎれ肉ばかりを買っていたのだが、このところは牛と豚の合い挽き肉がレギュラーとなった。 合い挽き肉は調理がしやすく、安くて美…

風立ちぬ/菜穂子

堀辰雄の『風立ちぬ/菜穂子』を読了した。大好きな宮崎駿映画『風立ちぬ』のモチーフとなった小説だ。もともとの小説版はどのような物語なのだろうと知りたくなって読んでみた。 近代文学における有名作なので、各出版社からいくつもの文庫版が出ていた。私…

ひとりで働く

皆が働いていないときにひとり働く。 通常であればとても嫌に思うだろう。もちろん、お盆期間であってもサービス業等の方々は関係なく働いている。ここではあくまで「自分の会社の皆」ということを言っている。 私は夏期休暇を9月に取る。それゆえお盆期間で…

踊る大捜査線を観返す

踊る大捜査線の映画を全て観返してしまった。 Amazonプライムで見つけて何気なく観始めた。最初は3作だけだと思っていたが、FINALも入れると4作あった。どれもぼんやりと記憶があったので、過去に観たことがあるのは確かだろう。 このシリーズはいつでも気軽…

妻への贈り物

妻への贈り物を買いに行った。 月末に結婚記念日があるからだ。その前には出産もあるし、それへの慰労も込めている。妻が以前から欲しいと言っていたアクセサリー類を何か買ってあげようと思った。 妻に欲しいアイテムやブランドの候補をもらい、梅田の百貨…

よつばと重ねる

ひとり暮らしとなって以来、漫画『よつばと!』を夜な夜な読み返している。娘に会えない寂しさを紛らわせるためだ。 昨夜も、実家にいる妻と娘とのテレビ通話を終えたあと、余韻に浸るように漫画のページを捲った。『よつばと!』は5歳の女の子よつばちゃん…

真っ黒なスケジュール

世間は今日から夏休みの人も多いのだろう。 しかし今年の私は九月に休みをとるため、夏休みには入っていない。けれどもただの三連休であってもとても有り難い。今週は異動したてで疲れもたまっていたからだ。 昨日は、私と課長以外のメンバが夏休みに入った…

太陽と乙女

森見登美彦の『太陽と乙女』を読了した。森見のエッセイ集だ。これまでに書いたほとんどのエッセイがかき集められており、雑多な文章をカテゴリに分けて収録されている。 彼特有の茶目っ気溢れる文章で伸び伸びと書かれているように読めるのだが、本人曰く、…

部下をもつということ

今月から役職がついたのだが、昨日はさっそくそのことを自覚させられることがあった。 部長から呼ばれ、部下のマネージメントについての話をしたのだ。このリモート環境の中で、どのように部下とコミュニケーションをとり、サポートしマネジメントや育成をし…

夏休みの計画

夏休みの計画を立てた。 なにをするか、ではなく、いつ夏休みをとるかの計画だ。今年の夏は、妻の出産というビックイベントがあるため、その予定に沿って休みを取ることにしたのだ。 とはいえコロナがあるため、立ち会いもできないし、いたずらに会いにもい…

いきなりの洗礼

異動先初出勤であった昨日は、いきなり洗礼を受けた。 初日からマックス時間での残業をすることになったのである。コロナのせいで異動時期がズレたこともあって、前任者と慌ただしい時期にバトンタッチをせざるを得なかったのも、その理由のひとつである。 …

昇進

今日から私は新しい職場に着任する。そして昇進だ。 呼び方は違うが、いわゆる本社係長という役職がついた。我が社における管理者になる直前の役職である。 昨年末に昇格し、本来この四月に異動の予定だったが、組織見直しやコロナのせいで、今月まで延期さ…

野菜ジュース

妻に勧められ、このところ野菜ジュースを飲んでいる。 一日分の野菜がこれ一杯で摂れるという、しっかりとしたやつだ。里帰り中の妻は、私の偏った食生活を心底心配してくれているのであろう。 それまでも私は野菜ジュースを飲んではいたのだが、フルーツ成…