いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう

文学パパが綴るかけがえのない日常

2019-05-01から1ヶ月間の記事一覧

冬の夢

スコット・フィッツジェラルド『冬の夢』を読了した。これまで私は、フィッツジェラルドの作品は『グレート・ギャッツビー』以外読んだことがなかった。この本は村上春樹によって編まれた“若き日の名作集”で、5つの短篇小説が収録されている。 どの話も読み…

ハハッ

私はミッキーマウスの声マネがわりかし得意だ。 テレビアニメでミッキーを知り、少し前に小さなぬいぐるみを買ってあげて以来、娘もミッキーが大好きになった。最近では、夜になるといつもそのぬいぐるみをベッドに連れてきて、添い寝をするように眠っている…

『白い巨塔』と亡くなった兄の話

昨夜、ドラマ『白い巨塔』を全話観終わった。 今回の岡田准一主演のもので、実に6度目の映像化になるそうだ。恥ずかしながら、私は今回初めてこの作品に触れた。過去にもたいへん話題になっていたはずなのに、なぜか今まで素通りして生きてきたのだ。 夢中に…

幼稚園お休み

今日は娘のプレ幼稚園。しかし風邪をひいたようだ。 昨日からコホコホと渇いた咳をしている。熱はそこまで高くないが、風邪のひきはじめで間違いないだろう。残念だが、幼稚園はお休みすることにした。 数日前から娘は楽しみにしていたが、こればかりは仕方…

彼女の町

面白い歩き方だ。娘の後ろを歩いていて改めて思った。 彼女は腕を大きく振り、まるで行進するかのように歩く。そこに鼻歌を常備、顔には茶目っ気溢れる笑顔が張り付いている。さながらトトロのメイちゃんのようだ。 妻がスーパーに買い出しに行こうと口にす…

5月はこんなにも暑かったか

暑い。はたして、5月とは夏だったろうか。 昨日はその気温を見誤り、昼過ぎに家を出た後になって急遽予定をひっくり返し、室内中心の過ごし方に変更した。殺人的なその暑さに、外で遊んだら死んでしまう、そのような恐怖心を抱かされてしまったのだ。 今日は…

オモチャ王国としまじろう

昨日は兵庫の『オモチャ王国』に行ってきた。 会社は一斉休暇で休み。私たちは2時間ほどかけ、電車とバスを乗り継いで王国に着いた。到着と共に目を覚ました娘は、見るからに楽しそうな雰囲気を感じ取ったのか、エントランスの前で踵を弾ませていた。 郊外に…

実行力

橋下徹の著書『実行力』を読了した。世の中には橋下さんのことを嫌いな人も多いだろう。現に、うちの家族の多くは彼のことを嫌っている。 ただ私は、彼の考え方や姿勢、物事の語り方が好きだ。妻には悪趣味だと言われているが、橋下さんが不勉強な記者を相手…

働き者の「はひふへほ」

100均で買った「あいうえお表」をお風呂に貼った。 娘のお勉強用だ。前の家で貼っていた表は「あ」から「ん」までの標準的なものだったのだが、今回のものには「濁音、半濁音、拗音」の表記までがあり、ひらがなを用いた全ての音が網羅的に書かれている。 娘…

手作りオモチャ

娘が幼稚園でオモチャを作ってきた。 紙コップとストローとビニール袋で作ったオモチャだ。仕事中に妻から、それを手にした娘の写真が何枚か送られてきて、私はとても微笑ましい気持ちになった。 娘のプレ幼稚園は昨日で2回目。週に1回、妻同伴のもと1時間半…

移ろい

給料日となり電子明細に『令和1年』と書かれていた。 流行りに乗った何かの冗談かとも思ったが、よく考えてみたら本当に元号が変わったのだ。あれだけ騒がれ、受け入れたつもりでいたのだが、なんだかんだで昨日初めて、私は実感を持つことができたかもしれ…

螢・納屋を焼く・その他の短編

村上春樹の初期の短編集『螢・納屋を焼く・その他の短編』を読了した。収録作のひとつ『納屋を焼く』が韓国で映画化されたらしく、最近本屋で平積みされていた。そういえば読んでいないな、と思い購入。これまではその“寄せ集め感”が漂うタイトルから、読む…

ダンスレッスン

「ぱぱ、こうやってするの!」 また娘のダンスレッスンが始まった。テレビにダンスのあるMVを流すと、娘は私を誘う。そして私が一緒になって踊り出すと、熱のこもった指導を始めるのだ。 「こうやって、こうするの!」 テレビには、手首を奇妙に曲げ、それを…

カバより魚

今朝、妻が友人の結婚式のため東京に旅立った。 明日の夜まで、娘とふたりっきりである。そんな今日は、娘を連れて天王寺動物園まで行ってきた。 久しぶりの動物園だ。最近、娘は動物たちを覚え始めているので、どんな反応をするのか楽しみだった。 動物園に…

星野源『恋』

少し前から、娘が星野源の『恋』にハマっている。 昨日もテレビにMVを映し、一緒になってダンスを踊っていた。あの高度な踊りを完全に習得できているわけではないのだが、要所要所の手足の動きは覚え、最近ではそれらしいダンスになってきた。 私はこの曲を…

ご近所トラブル未遂

昨夜、会社の飲み会から帰ると、いつものように娘が玄関で出迎えてくれた。 私が帰ってきたことで娘はテンションが上がり、その勢いで廊下を駆け回っていた。妻は家の片付けをしていたようで、玄関にはその際にでたゴミ袋が置かれていた。 外の気候もよく、…

ひとりでできるもん

娘は最近なんでも自分でやりたがる。 たとえばパジャマを着るのもそうだ。お風呂上がりに私が着させようとすると服を奪い取り、「じぶんでできう!」と言って、ふんふんと鼻息を鳴らす。 そして早速、前後反対にして頭を突っ込もうとするのだった。私は彼女…

芽ぐむ言葉たち

娘の発する言葉は日に日に増えていく。久しぶりに、お気に入りの言葉たちをここに書き留めておきたい。 「びっくりしちゃった」 娘が固まるほど驚いた後に発せられる言葉だ。昨日は誤ってお茶の入ったコップをひっくり返した後に使われた。私に抱きかかえら…

コンビニ人間

村田沙耶香の『コンビニ人間』を読了した。芥川賞を受賞した時にはあまり興味を惹かれなかったのだが、その評判の良さから徐々に気になっていった。 少し前に発表された朝日新聞の『平成の30冊』にて、錚々たる作品達と肩を並べランクインしたことが決定打と…

フットサル大会

昨日は会社のフットサル大会に出場した。 結果はベスト4。予選を1位通過し、決勝トーナメントへと進んだが、残念ながら準決勝でPK戦の末敗れた。 妻と娘が応援に来る予定だったのだが、朝から娘の機嫌が悪く、急遽来られなくなった。ただ、私も2得点した以外…

東京出張

IT展示会の視察の為、東京ビッグサイトを訪れた。 品川駅で新幹線を降り、久しぶりに東京の地に降り立つ。エスカレーターを見て、左側に人が立っているのに違和感を感じ、自分はもうすっかり大阪に染まったんだなぁ、と実感をさせられた。 というのも、私は…

さよなら、愛しい人

レイモンド・チャンドラー著『さよなら、愛しい人』(訳:村上春樹)を読了した。 チャンドラー作品を読むのはこれで4作目となる。最初は村上春樹が翻訳したことで興味をもったのだが、今ではすっかりチャンドラー自体の信者のひとりとなった。 今作はそんな…

憂鬱な夜のお供

会社帰り、どこか憂鬱だった。 早くも五月病の到来かとも思ったが、単に連休疲れが尾を引いているだけかもしれない。久しぶりの仕事にも、いまいち勢いがつかない。 家に帰ってからも、その鬱々とした気持ちを抱えていた。天真爛漫な娘とふれあい、少しだけ…

見習いパイロットの失態

昨日は会社でひとつ失敗をやらかしてしまった。やはり連休ボケがまだ抜けきれていないらしい。 その失敗は、会社ビルのエレベータの中で起きた。 私はエレベータで操作パネルの前に立つ際は、大型旅客機のパイロットのような心境でボタンと対峙している。 自…

恋はうたかた

大型連休とは一体なんなのだろうか。その手口は、思わせぶりな態度をとる魔性の女のようだ。 「これからはいつまでも貴方と一緒よ」というような顔で近寄ってきて、さんざん期待を煽りその気にさせるくせに、時間が経てば躊躇いもなく立ち去ってしまう。 そ…

室町無頼

垣根涼介の『室町無頼』を読了した。筆者による歴史小説の2作目だ。第1作『光秀の定理』に続き、先日文庫化されたので読んでみた。 室町時代という、あまりピンとこない時代を舞台に書かれているのだが、前評判通りとても面白い小説だった。この作者の特徴で…

子供たちよ、今日は思いっきり遊べ

お天道様はきっと今日が何の日か知っているんだろう。 彼から発せられる灼熱の光線を浴びながら、私はそのことを確信していた。至る所で木々の葉に反射した光は、さながらスタジアムのスポットライトのようだった。 福岡で過ごす最終日の今日は、妻の幼馴染…

365日

今日でこのブログを書き始めて365日となった。 特にルールにしているわけではないのだが、書き始めてからまだ1日も休んでいない。有難いことに、日常をテーマにしたこのブログでは、書く題材には事欠かない。 私がここで書きはじめた目的は、①家族とのささや…

ハーモニーランドでの悟り 〜人生は『カメラを止めるな!』だ〜

早起きをして、大分のハーモニーランドに行ってきた。 娘はサンリオのキャラクター達にときめき、カラフルな乗り物に乗り、終始ご満悦な様子だった。 その終盤、『サンリオキャラクターボートライド』というアトラクション(ディズニーランドの『イッツアス…

里帰り

昨日、妻の実家に帰省した。 妻と娘は定期的に帰っていたのだが、私も一緒に帰るのは1年以上ぶりのことだった。 それまでは頻繁に帰っていたのだけれど、昨年マンションを買ったことで逆に遊びに来てもらうことが増え、帰るタイミングを逸していたのだ。 福…