いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう

文学パパが綴るかけがえのない日常

憂鬱な夜のお供

会社帰り、どこか憂鬱だった。

 

早くも五月病の到来かとも思ったが、単に連休疲れが尾を引いているだけかもしれない。久しぶりの仕事にも、いまいち勢いがつかない。

 

家に帰ってからも、その鬱々とした気持ちを抱えていた。天真爛漫な娘とふれあい、少しだけ元気を分けてもらったが、それでも洗濯槽のカビ汚れみたいに、見えない部分にはまだ憂鬱が拭いきれずに残っていた。

 

どうしたものかと思い、心を整理してみようと、愛読しているビジネス書『7つの習慣』を手に取りぱらぱらと捲ってみたのだが、それでも効果はいまいちだった。

 

こうなれば、あとはストレス発散かと思い、タブレットAmazonプライム松本人志『ドキュメンタル』を見始めた。結果として、これが大正解だった。

 

妻の白んだ視線を後頭部に感じながらも、私は腹を抱えて笑い、気づけば心の隅にこびりついた憂鬱が、きれいさっぱり取り除かれていた。

 

本当に『お笑い』は偉大だ。同じように心救われている人が、きっとこの世の中には大勢いるのだろう。

 

自分に効果の高いストレス解消法をひとつ認識できた。本格的な五月病に苛まれた際には、有効に活用しよう。