いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう

文学パパが綴るかけがえのない日常

雑記

マッキンゼーが解き明かす生き残るためのDX

マッキンゼー・デジタル編著『マッキンゼーが解き明かす生き残るためのDX』を読了した。 こちらも転職活動をする上で読んだ本だ。インフラ会社という特殊な環境において、一般市場でも通じ易い普遍的な経験として、現在DX(デジタルトランスフォーメーション…

両極化時代のデジタル経営

デロイトトーマツグループ著の『両極化時代のデジタル経営』を読了した。これも転職活動を通じて興味をもった書籍だ。このところ文学小説を読む時間が減り、ビジネス書を多く読んでいる。今はそういう気分なのだろう。 コンサルファームが手掛けた本らしく、…

問題を解く力を鍛えるケース問題ノート

『問題を解く力を鍛えるケース問題ノート』読了。 転職活動の二次面接でケーススタディがあるというので購入し、5日間ほどで全問題を解き終えた。 結局、本番のケーススタディはこの本に書かれていた形態とはまったく異なるものだったのだが、結果選考は無事…

地頭力を鍛える

細谷巧の『地頭力を鍛える』を読了した。 先日の転職面談の後、この本を衝動買いした。面接官との会話に高揚していたからだ。とにかく面接官たちの意図を汲み取る力、物事を端的に説明する力に、感動を覚えてしまったのだ。 こんな人達みたいに頭が良くなり…

人間の絆

サマセット・モームの『人間の絆』を読了した。 同シリーズ、同訳者でモームの新訳本がコンスタントに出版されている。喜ばしいことだ。過去作は全て購読しており、今回も本屋で見かけて、迷いもなくレジへと持っていった。 これまで読んだ三作品のうちだと…

オーギー・レンのクリスマス・ストーリー

ポール・オースターの『オーギー・レンのクリスマス・ストーリー』読了。挿絵はタダジュンである。 既に読んだことがある作品であったが、素敵な絵本に生まれ変わったということで我慢できずに購入してしまった。実際に手に取ると、所有する喜びを十全に満た…

国宝

吉田修一の『国宝』を読了した。文庫化されるのを長らく待ち焦がれていた作品だ。賞も複数受賞し、作者の新たな代表作として称賛する声も多かった。 読んでみると確かに面白く、主人公の生涯を通じて歌舞伎という奇特な世界に触れることができた。ただ、新境…

統計学が最強の学問である

西内啓の『統計学が最強の学問である』を読了。ベストセラーとなったシリーズ1冊目だが、私はその続編の『実践編』の方を先に読んだ。その内容が自分にあっていたので、本著も続けて読んでみた。 結論から言えば、前回同様、最後まで興味を惹きつけられなが…

BRUTUS特集:村上春樹

BRUTUS特集:村上春樹を読了した。上下巻で構成されており、私は上巻が発売され遅れること数日後に、やっとその存在を知った。 Amazonにて好きな作家名で検索をする。定期的にやっている行為だが、最近ではあまりできていなかった。久々に『村上春樹』で検索…

100分de名著ヘミングウェイスペシャル

『100分de名著ヘミングウェイスペシャル』読了。 Amazonでふと目に留まり、読みたくなったので即注文した。以前、三島由紀夫の特集の際にも気にかけたが、そのときは結局買うには至らなかった。 ボリュームが多くなかったこともあるが、とても楽しく一気に読…

ある男

平野啓一郎の『ある男』を読了した。 平野の作品を読むのはこれで2冊目だ。本作には長らく興味があり、文庫化を機に読んでみた。 読み始めてすぐに、安心して身を委ねられる文章だなと感じた。現代作家の中でもその文章力には定評がある。その安定感をまずは…

トリニティ

窪美澄の『トリニティ』を読了した。 面白かった。窪美澄の作品はほとんど読んでいるのだが、その中でも本作は上位の読み応えだった。彼女の新たな代表作とも言えるのではないだろうか。 女性作家の作品はあまり性に合わないのだが、彼女の作品はなぜかすん…

熱帯

森見登美彦の『熱帯』を読了した。数年前に発売されて以来読みたいと思っていた作品だが、なんとか文庫化されるまで我慢することができた。本屋で新刊文庫が平積みされているのを見つけたときは青天の霹靂で、もともと買おうとしていた作品を差し置いて、手…

統計学が最強の学問である[実践編]

西内啓による実用書『統計学が最強の学問である[実践編]』を読了した。数年前にベストセラーとなったシリーズの第二弾にあたる。普段は文学小説ばかりを読んでいる私だが、仕事における今後のキャリアについて頭を悩ませていた過程で本書に出会い、購読して…

呪われた腕 -ハーディ傑作選-

トマス・ハーディの『呪われた腕』を読了した。 読む本に困ったときには未読の『村上柴田翻訳堂シリーズ』を買ってしまう。ただ、この本を読み始めたくらいに、文庫化を待っていた作品たちが5冊もリリースされてしまったわけだが。 それはさておき、やはりこ…

冷血

トルーマン・カポーティの『冷血』を読了した。 著者の最高傑作とも言われる名作だが、実際に起きた殺人事件のノンフィクション・ノベルということで、長いこと手を伸ばすことに躊躇っていた。 しかし先日『ティファニーで朝食を』を読み返し、カポーティの…

アメリカの鱒釣り

ブローティガンの『アメリカの鱒釣り』を読了。 大好きな翻訳家、柴田元幸が絶賛していた翻訳であり、また村上春樹も影響を受けたという作家であることを知り、手に取り読んでみた。 一読して確かに村上春樹と同じフレーバーを感じとる。時系列で言えば村上…

決断力

橋下徹の『決断力』を読了した。 同じシリーズの前2冊を読んでいたので、この本も発売を知り手に取った。ちょうど仕事でも様々な決断を求められる場面が増えたので、何かしらのヒントが貰えたらと期待して読んだ。 結論から言えばこれまでの2冊と同様、たい…

【愛読書】ティファニーで朝食を

トルーマン・カポーティの『ティファニーで朝食を』を再読した。翻訳は村上春樹版である。 学生時代に読んで以来二度目だ。当時読んだ本は友人に貸したまま譲る形となった。手元になかったため今回改めて購入した。これは本棚に置いておきたいと思っていた本…

本当の翻訳の話をしよう(増補版)

村上春樹と柴田元幸の対談模様を主として収録した『本当の翻訳の話をしよう 増補版』を読了した。 雑誌MONKEYや村上柴田翻訳堂シリーズの巻末に収録された対談もあったので、半分くらいは既読のものであった。ただ、改めて読み返してみても、このふたりの翻…

翻訳教室

柴田元幸の『翻訳教室』を読了した。 柴田が名誉教授を務める東京大学における翻訳の講義を収録した本だ。題材とされる作家の趣味も合い終始楽しく読めた。一方的な講義形式ではなく、生徒たちとのディスカッションがメインである。 驚いたのは生徒たちの質…

小説の読み方、書き方、訳し方

柴田元幸と高橋源一郎の対談をまとめた『小説の読み方、書き方、訳し方』を読了した。柴田が訳した作品を読んだ流れで購入した。先日このふたりによるラジオもあり、それが聴き応えあったというのも本書を手に取った理由のひとつだ。 柴田元幸と村上春樹との…

MONKEY vol.24 イッセー=シェークスピア

柴田元幸の文芸誌『MONKEY』の最新号を読了。 年三回刊行される文芸誌で、私は気になる特集の時だけ購読している。今回は柴田が初めて訳すシェークスピア特集とあって、ワクワクしながら読んだ。 目玉となるのは柴田元幸が新訳した『リア王』である。シェー…

影裏

沼田真佑の『影裏』を読了した。数年前に芥川賞をとった作品だ。文庫化されたときから、そのタイトルと装丁に妙に気を惹かれていた。ここのところ海外の古典文学ばかりを読んでいたので、久しぶりに最近の日本文学が読みたくなり、このたび遂に本書を手に取…

犬物語

ジャック・ロンドンの『犬物語』を読了した。 前回書いた『火を熾す』の一篇を読んだ時点で購入した。ロンドンの小説が好みにあったので、柴田元幸訳の同シリーズを読破しておくことに。 この本は柴田がセレクトした犬に纏わるロンドン作品が収録されている…

火を熾す

ジャック・ロンドンの『火を熾す』を読了した。柴田元幸翻訳叢書シリーズで刊行されており、ずっと気になっていた。ロンドンの作品は初めて読むが、前評判の高さからとても期待していた。 読み終えた感想としては「期待通りだった」の一言に尽きる。古典米文…

自負と偏見

ジェイン・オースティンの『自負と偏見』を読了。名高い古典作品だが、実際に読んでみて、これは紛れもない傑作だと思わされた。 第一印象が最悪なふたりが、しだいに惹かれあい、身分の違いや様々な障害を乗り越えながら、最後には晴れて結ばれる。恋愛作品…

村上さんのところ

村上春樹の『村上さんのところ』を読了した。 期間限定サイトで村上春樹がファンからの質問に答えた文が収録されている。先日『海辺のカフカ』を再読して、村上の語り口にまだ浸りたい気持ちになったので、未読のこの本を手に取った。 一問一答形式で書かれ…

誰がために鐘は鳴る

ヘミングウェイの『誰がために鐘は鳴る』読了。 ヘミングウェイの名の知れた大作。戦争ものは苦手だったが、前回読んだ『武器よさらば』が存外に面白かったので、今作も期待して読んだ。 結論から言えば面白かったが、期待したほどではなかった。主人公が敵…

英国諜報員アシェンデン

モームの『英国諜報員アシェンデン』を読了。 新訳版のモーム作品を3作連続で読んだ。ただ、今作では少しだけ肩透かしをくらうこととなった。 実際に諜報員として働いた経験を持つサマセット・モーム。そんな彼が描く諜報員の物語は、ゆえに007等に見られる…