いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう

文学パパが綴るかけがえのない日常

雑記

喋る馬

バーナード・マラマッドの『喋る馬』を読了した。 先月末から読み始めたのだが、仕事が忙しくなり、残りわずかを残してずっと読み止めてしまっていた本。そのため悲しいかな前半の記憶が残っていない。 ただ唯一残っているのは、とても読んでいて心地よかっ…

読了ビジネス書リスト(2022.2Q)

またもや四半期が過ぎ去っていった。 転職を機に、図書館等を活用して習慣的にビジネス書を読み漁っている。読んだ本の備忘のため、今年の1Qからこのようなリスト化を始めた。ビジネス書であっても個別記事として書いたものは除いている。 五月中旬、コンサ…

むらさきのスカートの女

今村夏子の『むらさきのスカートの女』を読了。 芥川賞をとったときから読みたかったが、文庫本になるのを待っていた。忘れた頃に文庫化され、平積みされているのを見つけると嬉しくなるものだ。 今村作品を読むのはこれで二作目。それこそ芥川賞をとった際…

PMBOKはじめの一歩

飯田剛弘ら著の『PMBOKはじめの一歩』を読了。 来るプロジェクトへのアサインに向けて、これまで独学だったプロジェクトマネジメント手法を、いまいちど体系的に学び直そうと思い購読した書籍。 図書館でいくつかの書籍を借りて読む予定だったが、コロナ感染…

人間

又吉直樹の『人間』を読了した。又吉の小説を読むのはこれで三冊目だ。特に作品が好きなわけではないのだが、やはり話題性もあるし、又吉という芸人には一定の興味をもっているので、ついつい手にとり読んでしまう。 本作を読む前に一応Amazonレビューを覗い…

おかえり横道世之介

吉田修一の『おかえり横道世之介』を読了した。 前作『横道世之介』は、吉田修一作品の中ではもちろん、私の読んできた青春小説のカテゴリの中でもトップレベルに大好きな作品であった。私自身が主人公の世之介と同じ大学生の時に本書を読んだこともあり、よ…

心は孤独な狩人

カーソン・マッカラーズの『心は孤独な狩人』読了。村上春樹が満を持して訳したというエピソード、目を奪われる綺麗な装丁。二段組みのページ構成も文庫化を待たずに単行本で所有する意義を私に与えてくれていた。機をみてしばらく前に購入した本書。ゆっく…

「フェルミ推定」から始まる問題解決の技術

『フェルミ推定から始まる問題解決の技術』を読了。 ネット界隈ですこぶる評判が良かったので購入して読んだ。前作の『フェルミ推定の技術』がベストセラーとなり出された続編。フェルミ推定自体の技術に興味はなかったが、それを今回は問題解決にまで応用で…

読了ビジネス書リスト(2022.1Q)

次の職種は常に自己研鑽が必要となる。ゆえにビジネス書は呼吸をするように読むことになるだろう。 これまでこのブログでは、自身の読書の記録として、読了するたびに感想を書き記していた。しかし今後はそんなことをしていると日常のことが書けなくなってし…

統計学が最強の学問である[ビジネス編]

西内啓の『統計学が最強の学問である[ビジネス編]』を読了した。シリーズ3冊目である。ビジネス書を読みあさる日々だが、こちらは仕事に向けて、というよりは半分趣味として読んだ。過去二冊と同様、統計学を使いこなしたいというモチベーションが湧き立つ内…

トゥルー・ストーリーズ

ポール・オースターの実話に基づくエッセイ集『トゥルー・ストーリーズ』を久しぶりに再読した。 学生のときに購入して以来、折に触れて読み返してきた一冊だ。これまでに少なくても三回は読み返しただろう。文庫本の表紙は焼け、端々がほころんでいる。 今…

フィリップ・マーロウの教える生き方

レイモンド・チャンドラーによる引用句集『フィリップ・マーロウの教える生き方』を読了した。 私の愛する探偵マーロウシリーズからの引用句集だ。名文集といっても差し支えないかめしれない。 ただ、おそらくはこの作品シリーズを読んだことない方にはおす…

MONKEY vol.26 翻訳教室

柴田元幸監修の文芸誌MONKEYの最新刊を読了。 気になるテーマの時には購読している文芸誌だ。今回は英語の勉強も兼ねられるようなテーマだったので、予約注文をしていた。表紙も実に可愛らしい。 翻訳文を推敲、修正していく過程や、翻訳者によっての訳し方…

パワー・オブ・ザ・ドッグ

トーマス・サヴェージの『パワー・オブ・ザ・ドッグ』を読了した。 ビジネス書を読み漁る日々の狭間で、就寝前のささやかな楽しみとして、ちびちび読み進めていた。 ただ、この原作も映画の方も、各方からかなり絶賛されていたので期待値が高くなり過ぎたの…

コンサル100年史

並木裕太の『コンサル100年史』を読了した。 年休消化期間に入って以来、図書館でビジネス書を借りては読み漁る日々を送っている。今日も読み終えた5冊を返し、新たに7冊を借りてきた。 そんな中で、読みたいけれど図書館では取り扱っていない本も存在する。…

ヘミングウェイで学ぶ英文法2

『ヘミングウェイで学ぶ英文法2』を読了した。 有休消化の2ヶ月間、転職先の勉強と共に英語の勉強にも勤しんでいる。読みかけであった本書も、毎日少しずつ読み進めていた。 前作同様に、題材であるヘミングウェイの小説自体に興味があるので、より深く理解…

ナナメの夕暮れ

若林正恭の『ナナメの夕暮れ』を読了した。 ラジオを聴き始めて以来、若林のファンになった。前作の旅エッセイも楽しめたので、今作も手に取り読んでみた。読み物として期待をしてというよりは、正直なところはファンブックとして。 期待通りには楽しめた。…

ワインズバーグ、オハイオ

シャーウッド・アンダーソン著『ワインズバーグ、オハイオ』を読了した。著者の作品は初めて読む。ヘミングウェイにも影響を与えた作品だということで以前から興味を持っていた。読みたい気持ちが高まったので、年末に購入しゆっくりと読んでいた。 いぶし銀…

マッキンゼーが解き明かす生き残るためのDX

マッキンゼー・デジタル編著『マッキンゼーが解き明かす生き残るためのDX』を読了した。 こちらも転職活動をする上で読んだ本だ。インフラ会社という特殊な環境において、一般市場でも通じ易い普遍的な経験として、現在DX(デジタルトランスフォーメーション…

両極化時代のデジタル経営

デロイトトーマツグループ著の『両極化時代のデジタル経営』を読了した。これも転職活動を通じて興味をもった書籍だ。このところ文学小説を読む時間が減り、ビジネス書を多く読んでいる。今はそういう気分なのだろう。 コンサルファームが手掛けた本らしく、…

問題を解く力を鍛えるケース問題ノート

『問題を解く力を鍛えるケース問題ノート』読了。 転職活動の二次面接でケーススタディがあるというので購入し、5日間ほどで全問題を解き終えた。 結局、本番のケーススタディはこの本に書かれていた形態とはまったく異なるものだったのだが、結果選考は無事…

地頭力を鍛える

細谷巧の『地頭力を鍛える』を読了した。 先日の転職面談の後、この本を衝動買いした。面接官との会話に高揚していたからだ。とにかく面接官たちの意図を汲み取る力、物事を端的に説明する力に、感動を覚えてしまったのだ。 こんな人達みたいに頭が良くなり…

人間の絆

サマセット・モームの『人間の絆』を読了した。 同シリーズ、同訳者でモームの新訳本がコンスタントに出版されている。喜ばしいことだ。過去作は全て購読しており、今回も本屋で見かけて、迷いもなくレジへと持っていった。 これまで読んだ三作品のうちだと…

オーギー・レンのクリスマス・ストーリー

ポール・オースターの『オーギー・レンのクリスマス・ストーリー』読了。挿絵はタダジュンである。 既に読んだことがある作品であったが、素敵な絵本に生まれ変わったということで我慢できずに購入してしまった。実際に手に取ると、所有する喜びを十全に満た…

国宝

吉田修一の『国宝』を読了した。文庫化されるのを長らく待ち焦がれていた作品だ。賞も複数受賞し、作者の新たな代表作として称賛する声も多かった。 読んでみると確かに面白く、主人公の生涯を通じて歌舞伎という奇特な世界に触れることができた。ただ、新境…

統計学が最強の学問である

西内啓の『統計学が最強の学問である』を読了。ベストセラーとなったシリーズ1冊目だが、私はその続編の『実践編』の方を先に読んだ。その内容が自分にあっていたので、本著も続けて読んでみた。 結論から言えば、前回同様、最後まで興味を惹きつけられなが…

BRUTUS特集:村上春樹

BRUTUS特集:村上春樹を読了した。上下巻で構成されており、私は上巻が発売され遅れること数日後に、やっとその存在を知った。 Amazonにて好きな作家名で検索をする。定期的にやっている行為だが、最近ではあまりできていなかった。久々に『村上春樹』で検索…

100分de名著ヘミングウェイスペシャル

『100分de名著ヘミングウェイスペシャル』読了。 Amazonでふと目に留まり、読みたくなったので即注文した。以前、三島由紀夫の特集の際にも気にかけたが、そのときは結局買うには至らなかった。 ボリュームが多くなかったこともあるが、とても楽しく一気に読…

ある男

平野啓一郎の『ある男』を読了した。 平野の作品を読むのはこれで2冊目だ。本作には長らく興味があり、文庫化を機に読んでみた。 読み始めてすぐに、安心して身を委ねられる文章だなと感じた。現代作家の中でもその文章力には定評がある。その安定感をまずは…

トリニティ

窪美澄の『トリニティ』を読了した。 面白かった。窪美澄の作品はほとんど読んでいるのだが、その中でも本作は上位の読み応えだった。彼女の新たな代表作とも言えるのではないだろうか。 女性作家の作品はあまり性に合わないのだが、彼女の作品はなぜかすん…