いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう

文学パパが綴るかけがえのない日常

蹴球学

YouTuberのLeo the football著『蹴球学』を読了。

f:id:pto6:20240422104729j:image

いつからかYouTubeで著者のサッカーの試合の解説動画を観るようになり、最初は高飛車な物言いが好きではなかったのだが、その的確な内容に徐々に興味を惹かれ、気づけばファンにまでなっていた。

 

彼はもともとはお笑い芸人であり、ラッパーもしていた。しかしどちらも鳴かず飛ばずだったようで、いつからかサッカー解説でYouTuberになり、いまでは20万人以上のチャンネル登録者数を誇っている。

 

彼はサッカー未経験ながらも、サッカーの戦略分析には秀でており、自身のサロンを開講し、自身がオーナー兼監督を務めるシュアボ東京というサッカーチームを作って、将来的にはJリーグ参戦を目指している。

 

去年、都リーグ4部を優勝し、今年は3部に挑んでいる。そちらの軌跡を追いかけるドキュメント動画も毎週アップされており、そちらも日々の楽しみにさせてもらっている。

 

そんな人生をかけてサッカーに取り組む、著者レオザが手掛けたこの本は、サッカー経験者の私から見ても、目から鱗のような原則論がわかりやすく綴られており、とても勉強になった。

 

現役時代にこの考えを知りたかったと思うものばかりで、今後のサッカー観戦においても、新たな楽しみ方を授けてもらえたように感じている。

 

サッカー未経験者が偉そうに語っているので、当然ながらアンチも多いのだが、現役や元日本代表選手だったり、現役のJリーグ監督であったりが、彼の分析や戦略を絶賛しているし、何より語られている内容がロジカルで説得力がある。

 

今後、彼のチームが結果を出していき、それこそJリーグにまで昇格なんかすれば、さらに彼の名声は高まり、誰もが認めざるを得なくなるだろう。私はそうなることも不可能ではないと思っている。

 

そんなわけでとても勉強になる、興味深い本であった。今後も彼らチームの挑戦を見続けていきたい。