いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう

文学パパが綴るかけがえのない日常

2021-06-01から1ヶ月間の記事一覧

ワクチン副反応

一昨日打ったワクチンの副反応が続いている。 初日の夜は激しい頭痛と吐き気。二日目の昨日は熱(37.7度)と軽い頭痛、注射痕の激しい痛み。三日目の今日は、熱(37.8度)と注射痕の軽い痛みだ。 症状は徐々に改善しているので、事前の情報通り、あと少しの…

小説の読み方、書き方、訳し方

柴田元幸と高橋源一郎の対談をまとめた『小説の読み方、書き方、訳し方』を読了した。柴田が訳した作品を読んだ流れで購入した。先日このふたりによるラジオもあり、それが聴き応えあったというのも本書を手に取った理由のひとつだ。 柴田元幸と村上春樹との…

ワクチン接種1回目

今日はコロナワクチンを接種してきた。 職域接種として会社で打ってきたのだ。少し前までは、自分は若いからワクチンが打てる順番がくるのはずっと先かな、なんて思っていたのだが、想像以上に早い接種となった。 今月の頭に会社で周知があり、先々週に募集…

オードリー若林のトーク力

ラジオを聴いていると芸人の凄さを実感する。 とくに瞬発的な切り返しとフリートークではその真髄をよく味わうことができる。中でも毎回感服させられるのはオードリーの若林だ。 昨日のラジオにおいても、その力を遺憾なく発揮していた。軽快なオープニング…

ahamoはじめました

今日から遂にahamoにした。 キャンペーンとかも終わり、決して賢いタイミングではないものの、大きなトラブルも聞かず、機種変更にも対応開始したということで、来月からの価格低減のためにプラン変更を実施した。 色々訝ってデメリットを調べてみたものの、…

フライデーナイト

夕食前に子供ふたりが寝てしまった。 そうなると大人ふたりもだらけてしまう。ただでさえ金曜の夜なのだ。妻は夕食つくりたくなーいとソファでまるまり、私はその横に座り、仕事終わりのご褒美にと読書に耽る。 娘はスイミング帰りなので疲れている。ゆえに…

小さな恋人

「わたしがあっちむいても、こっちみててね」 ベッドの上で娘が言う。私が指示に従わないと、もう、といって身体の上にのしかかってくる。見ててって言ってたでしょ、と叱られるのだ。私だって寝返りくらいは自由にうたせて欲しいのだけれど。 他にも腕はこ…

マネマネ

息子の咳に痰が絡んできた。 自分で洟もかめないので、苦しそうになると泣かせながらに吸引してあげている。熱は微熱程度だが、風邪だと自覚できないぶん不憫だなと感じる。 しかしそんな中でも、笑顔を見せてくれるので救われている。行動や表情はおおよそ…

発熱

想定外に私が発熱してしまった。 仕事中、一番高いときで38℃まで上がった。とはいえ、身体が熱くぼーっとする以外に症状は無く(薬のおかげ?)、仕事は残業までやりきった。 子ども達の風邪がうつったのは明白だが、やはり熱がでると今の時世的に怖くなる。…

正念場を乗り越えろ

正念場を迎えている。 娘の風邪が私と息子にうつった。娘も熱は下がったが、たん絡みの咳がまだ完全には止まらない。幼稚園も継続して休んでいて、妻もてんやわんやだ。 私の仕事においても、会社におけるビッグイベントを直前に控え、ひっきりなしに仕事が…

MONKEY vol.24 イッセー=シェークスピア

柴田元幸の文芸誌『MONKEY』の最新号を読了。 年三回刊行される文芸誌で、私は気になる特集の時だけ購読している。今回は柴田が初めて訳すシェークスピア特集とあって、ワクワクしながら読んだ。 目玉となるのは柴田元幸が新訳した『リア王』である。シェー…

満ち欠けの随に

第一幕 第一場パジャマ姿の父登場。 父 わたしはこれから月を目指そうと思おておる。ついていきたいと申す者はおるか。 娘 わたしも行きますわお父様。なにせ今日はあいにくの雨模様。どこに行くこともできず、家の中でぷらぷらと、手持ち無沙汰でありました…

逃さない

べたっ!べたっ!べたっ!べたっ! 威勢の良い音に何事かと振り返ると、リビングと廊下をつなぐドアが開いたままだった。今夜もハンターはその一瞬の隙を見逃さず、一心不乱にこちらへと爆進を続けていた。 壁の外に出たい。彼の瞳にはエレン・イェーガーに…

静かな家

娘が風邪をひいてしまった。 幼稚園でもらってきたか、気温の変化にやられたのであろう。ここのところ二日連続で休んでいる。 今日は38℃近く熱が出たので、病院に行き診察を受けてきた。診断は風邪。洟を吸引し、薬をもらってきた。1日安静に過ごさせたが、…

信頼と実績の食いしん坊

息子の食いっぷりに対する信頼度は高い。 彼はスプーンを差し出せばいつでもパクパクとリズム良く食べるので、食事が楽で仕方ないのである。 たまに食事の途中、眠気のあまり不機嫌になることもあるが、そんなときでも安心して中断することができる。なぜな…

勘違い成金

勘違いをして痛い目にあった。 今の部署に異動し、役職もつき、残業が増えた。それに伴い月給も増えたことで、私はプチ金持ちになったのだと、大きな勘違いをしてしまっていた。 コロナによる巣籠もり期間も増えたせいで、たまに外出すると、ストレスを発散…

拍手が総書記

息子は総書記のような拍手をする。 音楽に合わせて楽しそうに手を叩くのだが、そのたびに某国のあの人の姿が目に浮かぶ。とうぜん可愛らしさは比べものにはならないのだけれど。 「なんか○○くん、はくしゅがヘタじゃない?」 娘はそんな息子の拍手をみて、以…

影裏

沼田真佑の『影裏』を読了した。数年前に芥川賞をとった作品だ。文庫化されたときから、そのタイトルと装丁に妙に気を惹かれていた。ここのところ海外の古典文学ばかりを読んでいたので、久しぶりに最近の日本文学が読みたくなり、このたび遂に本書を手に取…

開かずの間の解放

我が家にはこれまで開かずの間があった。 3LDKあるあるかもしれないが、まだ子供たちが小さいので、一部屋が物置き部屋になっていたのだ。 それを長いこと問題視していた妻。今日は一日天気が悪かったということもあり、ついに一念発起し、部屋の改造へと着…

スコーン

ゆるやかに曲げた人差し指を鼻下にあてる。 考えるときの癖である。幼少期に探偵気取りではじめたであろうそのポーズが、いつのまにか無意識の手癖になるまで刷り込まれてしまった。 肌にふれた指の側面で、生えかけの髭をじょりじょりと擦る。その動力によ…

両手の使い方

子供たちが仲良くしているのを見るのは幸せだ。 娘は弟を本当に可愛がってくれている。息子の方もお姉ちゃんが大好きでいつも構ってもらいに行く。 そういう意味でいうと4歳差という歳の差はよかったなと思う。彼女たちが仲睦まじく戯れあっているのを見るた…

週の真ん中で

今日は年休をとった。 GW明けからとってなかったので、疲れもあるし、そろそろとるかという気分だったのだ。いつもは金曜日が多かったが、今回は週の真ん中にしてみた。 休日とは前日の夜から始まるものだ。妻とドラマを観ながら夜更かしし、0時を越えると販…

犬物語

ジャック・ロンドンの『犬物語』を読了した。 前回書いた『火を熾す』の一篇を読んだ時点で購入した。ロンドンの小説が好みにあったので、柴田元幸訳の同シリーズを読破しておくことに。 この本は柴田がセレクトした犬に纏わるロンドン作品が収録されている…

寝る子・食べる子

寝る子は育つ。食べる子も育つ。 自明である。生後9ヶ月になるうちの息子は、今のところ、その両方を兼ね備えているように思える。 一日三食となった離乳食も、勢いが衰えることなく食べている。それどころか、食事の気配を感じ取ると、早く早くと催促し、す…

ふて寝

今日は夕方からふて寝した。 些細なイライラが募ったのだ。睡眠と時の経過というのはストレス軽減の作用がある。イライラしたら寝るに限る。 ひとつめのイライラは宅配便だ。このご時世を鑑みて、配送会社によっては受け取りサイン不要のところも増えた。し…

人生をどこからやり直すか

疎遠になった友人を思い出し、切なくなった。 出掛け支度に流していたBGMの曲を、その友人とよくカラオケで歌っていたことを思い出したのだ。 休日は物事をぼんやり考える余裕が生まれる。故に少々哲学的になり、センチメンタルにもなるのだ。 急に人生をや…

ネゴシエーター

「ねえパパ、きいて?」 娘が真剣な眼差しで見つめてくる。 「むずかしいけど、れんしゅーしなきゃ、うまくならないでしょ?だからやろうよ、ね?」 私が渋っていると、娘の説得は続く。 「じゃあ、パパはずっとできなくてもいいの?どお?いやでしょ?なら…

笑い上戸

0歳の息子はゲラである。 私渾身の「野党!」で大笑いする。あまりにウケるので霜降り明星の粗品になったようで気分がいい。 ただ別にギャグをする必要はない。変な表情で顔を近づけたり、大袈裟な身振りをするだけで笑う。しかしあまりに反応がいいので、つ…

環境の変化に適応すること

パンダ・ガジュマルの調子が戻ってきた。 2月から育て始めたが、先月あたりから唐突に調子を崩し、どんどんと葉を枯らしていた。 原因は私のせいである。世話を焼きたがるあまり、ベランダに出して陽を浴びせたり、こまめに水をあげすぎたりと、間違いを連発…

Siriに泣かされる

娘がSiriに泣かされてしまった。 今夜みんなで桃を食べている時だ。美味しい、美味しいと言い合いながらに桃を食べていると、食卓に置いていた妻のスマホが急に喋りだした。 「◯◯さんはグルメですね♪」 あまりの唐突さに、全員が凍りついた。◯◯には妻の名前…