いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう

文学パパが綴るかけがえのない日常

開かずの間の解放

我が家にはこれまで開かずの間があった。

 

3LDKあるあるかもしれないが、まだ子供たちが小さいので、一部屋が物置き部屋になっていたのだ。

 

それを長いこと問題視していた妻。今日は一日天気が悪かったということもあり、ついに一念発起し、部屋の改造へと着手した。

 

細々した片付けは妻が少しずつ進めてくれていたので、あとは大物を移設し、部屋としての機能を発揮させることが本日の目標感であった。

 

娘のオモチャたちを移設し、そこで遊べるようプレイマットを敷いた。それまで部屋に置いていた荷物たちは、ベッド下にしまったり、小分けにして収納したりで、妻が上手にスペースを空けてくれた。

 

結果として、これまで娘と息子のオモチャが散乱していた遊び部屋は、息子が広々と這い回れるプレイルームになり、物置きだった部屋は、娘が弟の妨害なしで遊べるプライベートルームになった。

 

どちらの部屋も昨日よりも広くなったように感じた。息子は久々に立てたジャングルジムに潜り込み、新しいアイテムを見つけては齧りついていた。

 

ただ娘のはしゃぎようはそのレベルではない。これまで息子の誤飲を恐れて封印させられていたシルバニアファミリーや、ままごとキッチンを広げ、久しぶりに自分の思うよう伸び伸びと遊んでいた。

 

妻も長らく気になっていた問題が片付けられて満足そうだった。まだ完璧に片付いたわけではないが、あとは機能させながら少しずつ改善していけばよい。家のポテンシャルが引き出せて嬉しく思う。

 

これから娘がさらに成長していくにつれ、あの部屋はどんどんと彼女の一人部屋へと仕上がっていくのだろう。一緒に寝られるのはあとどれくらいかな。そんなことが頭を過り、ちょっぴり淋しくなった。