いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう

文学パパが綴るかけがえのない日常

2020-10-01から1ヶ月間の記事一覧

氷入りの麦茶

飲み物に氷をいれる習慣は、妻からの影響だ。 結婚する前は家でそんなことはしていなかった。冷蔵庫で冷やされ十分に冷たいのだから、そこに氷を入れるのは過剰だと思っていた。 しかし実際にやってみると、入れなかった場合よりも美味しくなるのだ。人間に…

今週も乗り切った

午前中で今週の勤務が終了した。 今日の午後から休みをとり、明日からは4連休となる。その翌日は1日研修なので、次に職場に戻るのは来週の木曜日となる。 最近疲れが溜まっていたのでよいブレイク期間である。本当ありがたい。心身共に整えたい。 とりあえず…

僕の名はアラム

ウィリアム・サローヤン『僕の名はアラム』。 著者のことは知らなかったが、訳者の柴田氏が勧めるならと、読んでみた。解説を読む限り、私の好きなヘミングウェイやスタインベックと同世代に活躍した有名な作家らしい。 そんなサローヤンの最高傑作とも名高…

横浜流星

横浜流星が出ているバラエティを見ていた。 妻がイケメンを見ると癒されるというからだ。確かに綺麗な顔だなと思い、娘に聞いてみた。 「この人、パパに似てない?」 歌を歌っていた娘は、その瞬間ぴたっと歌を止めた。そして数秒後、何事もなかったかのよう…

忙しい・・

これまでにない経験だ。 こんなにも日々の仕事が忙しいだなんて。今の職場に着任以降、月の時間外数の最長記録を毎月更新し続け、今月では「これ超えちゃダメよ」の最終ラインにまで到達してしまった。 さすがにそれは最終手段として残りの月に取っておきた…

物言わぬ彼

ソファに座り膝を立て、そこに息子を乗せる。 両太腿をくっつけてできる溝に、息子はすっぽりとはまる。安定感のあるリクライニングチェアだ。息子はその席を気に入っているようだ。 機嫌が良いときには最高の笑顔を見せてくれる。最前列の私は(というか座…

冬への備え

これでもうこの冬は大丈夫だ。 数シーズンぶりにダウンジャケットを新調したのである。以前に購入直前までいったアイテムだったが、そのときは運悪くサイズがなくて諦めた。その同じものと数年ぶりの再会を果たし、私は試着をした上で改めて購入を決めた。 …

「危ないよ」に「だいじょうぶ」

4歳になった娘はひとりで出来ることが増えた。 歩道も手を繋がずに歩くことができる。もちろん大概は手を繋いだり抱っこしたりをするのだが、安全な道ならひとりで歩かせられるのだ。 ただ見守る側はヒヤヒヤしている。急に駆け出したり、転びそうになったり…

血を見てから泣く

娘が大泣きして帰ってきた。 玄関の外から既にその声は聞こえていた。何事かと思い、ぐずっていた息子を抱っこしたままに玄関へと向かう。幼稚園からの帰りだ。 娘は泣いているが、妻は笑っている。よかった。大きな心配はなさそうだ。その証拠に、妻が娘に…

魔法の杖

真っ暗な寝室で娘とふたり話している。 「あの、おそうじの、シュッシュってやつにのって、おそらをビューンって、とびたいなー」 「魔女の宅急便だね」 「どうやったら、とべるんだろう」 「魔法使いになれば飛べるんじゃない?」 「まほうのつえ、オモチャ…

月は怒らない

垣根涼介の『月は怒らない』を読了した。 彼の書く歴史小説が大変面白いが読み尽くしてしまったので、それ以外のジャンルで未読の作品を読むことにした。有名作は学生時代に読破していたので、数少ない残りの候補から選択。 相変わらず読みやすい軽快な筆致…

バチェロレッテ

妻との最近の楽しみは『バチェロレッテ』だ。普段は恋愛リアリティ番組なんてみないのだが、Amazonプライムのこの『バチェラー・シリーズ』はつい観てしまう。今回は初の男女逆転版で女性が選ぶ側の立場にある。 最新の配信までを昨夜観終わった。現在までに…

体力と気力

週末に休めたお陰で、今日は会社に行ける。 やはり体力の回復が、ある程度気力の回復にも効果があるのだ。しっかり寝て疲れを取ると、仕事に向かえるだけの精神力も復活してくる。 この週末はどこにも行かず、家の中でゆったり過ごした。妻も疲れが溜まって…

赤ちゃんの笑顔

生後2ヶ月の息子がよく笑うようになった。 本当は笑っているのではなくて表情筋を動かしているだけなのかもしれないが、私には彼が笑顔をつくっているように見える。 それも私や妻、娘の方を見て笑うことも多いのだ。その顔を向けられた我々の常として、誰も…

カルタ

娘がカルタをできるようになった。 ついに平仮名を習得したのだ。妻からカルタのやり方を教わったようで、私に勝負を挑んできた。カルタは以前ばあばからプレゼントでもらったものを持っていた。 あまりに枚数が多いと難しいので、10枚ほどの絵札と読み札の…

やる気が出ない

いかん。気力というものが失われている。 今週は運動会の応援から始まったため、体力的に疲れているというのもあるのかもしれない。仕事も繁忙期で、1年の間で2番目に忙しい時期だということもあるのかもしれない。 それにしたってよろしくない。感情はネガ…

予防接種

昨日はインフルエンザの予防接種を受けた。 娘と一緒に親も受けることができたのだ。幼児の息子もいるので、今年は受けることにした。 2年ぶりだったが呆気なく注射は終わり、こんなもんだったか、と何でもない感想を抱いた。 ただ入れ替わりで受けた娘は大…

トム・ソーヤーの冒険

マーク・トウェイン著の『トム・ソーヤーの冒険』を読了した。翻訳者は柴田元幸である。本作は、続編にあたる『ハックルベリー・フィンの冒険』と合わせて“アメリカ文学の古典的名作”だと言われている。そんなわけでいつか読みたいなあと思っていたのだけれ…

娘の運動会

快晴。昨日は娘の幼稚園の運動会だった。 本来は金曜だったが雨で延期に。予報では月曜も雨で心配していたが、無事に晴れてくれた。 場所取りのため、妻の友達と一緒に開門前から並ぶ。娘は待っている間クラスメイトと駆け回っていた。案の定、転んで膝を擦…

ひみつ道具:タベレルドッカ

娘は最近、ドラえもんにハマっている。 実家に帰った際に、劇場版を観たのがきっかけだろう。それ以来、関連動画を漁っている。 そんな昨日、ふたりベッドに入り、寝る前のお喋りをしていると、娘がひとり物語を語り出した。耳を澄ませて聴いていると、どう…

掃除機の買い替え

昨日は家族で家電量販店へ行った。 掃除機を買い替えたかったのだ。現在我が家で使っているものは、私が学生時代に購入した年代物である。先月あたりから、ついにゴミをまともに吸い取らなくなってしまっていた。 掃除機コーナーに案内してもらうと、まずは…

信長の原理

垣根涼介の『信長の原理』を読了した。 直木賞候補になったときから文庫化されるのを待ち望んでいた。ただ予想以上に早い文庫化だった。大河ドラマ『麒麟がくる』が終わらないうちに発売に踏み切ったのではないか。 さて、そんな高い期待を寄せていた本作だ…

エセ関西人親子

お笑い好きの私はよくエセ関西弁を使う。 「なんでやねん」とか「◯◯かーい」とか。娘はそんな私の関西ノリが大好きなようで、よく笑ってくれる。そして最近では娘自身も、そのようなノリを使うようになってきたのである。 トイレに行くと言って、トイレを通…

ふにー

午前から昼過ぎにかけて、息子はよく寝る。 それなら夜中にこそぐっすりと寝ておくれよ、とも思うのだけど、この時間帯の方が騒がしい娘も幼稚園に行っていて眠りやすいのだろう。 在宅勤務中ふと彼を見ると、せんべい座布団やバウンサーの上で気持ちよさそ…

在宅での仕事

昨日から在宅勤務に戻っている。 子供がふたり、そのうちひとりが新生児ともなると、やはり家で仕事をするほうが精神衛生上は好ましい。妻だけに日中ふたりを任せることは、あまりに過酷だと思うからだ。 適宜、ぐずる息子を抱っこしながら、娘の口にご飯を…

可愛いに囲まれて

日に日に息子への愛情が深まっている。 産まれて約一ヶ月後に初対面をはたして以来、会えていなかった時間を取り戻すように接してきた。徐々に彼も私という存在に慣れはじめたようで、それに伴い、私もどんどんと彼の可愛さの虜になってきた。 息子はとても…

お姉ちゃんになったから

お姉ちゃんになったから、と娘が言った。 大阪に帰って以来よく聞くセリフだ。妻の出産に伴い約三ヶ月間里帰りをしていた彼女は、その間に成長したことを私にアピールしてくる。 抱っこした際には「おもたくなったでしょ」と言い、かけっこをすると「はやく…

ベビーカーの足どりで

昨日は家族みんなで近所の緑地公園に行った。 芝生の広場にテントを張りそこで昼食をとったり遊んだり。穏やかで楽しい時間を過ごした。 家から緑地公園までは歩いていける。そのため妻は娘を乗せて自転車で、私は息子を乗せたベビーカーを押して公園と家を…

「ねー♪」に入れてもらえない

妻と娘は仲良しだ。 娘は妻に対しては異常に優しい。躓くなどして奇声をあげれば、すぐに駆け寄り、神妙な面持ちで労りの言葉をかける。素敵な親子関係だ。 そんな彼女らは、しばしば「ねー♪」をやる。お互いに笑顔で向き合い、「ねーママ♪」「ねー◯◯ちゃん♪…

分断業務

昨日から仕事を再開した。 新生児がいるということで、しばらく在宅勤務をさせてもらう予定だったが、急遽の重要対応が舞い込み、後ろ髪を引かれながらも出社した。 3日間休ませて貰ったことで仕事が溜まっていたが、午前中のうちに借金分は解消できた。午後…