いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう

文学パパが綴るかけがえのない日常

冬への備え

これでもうこの冬は大丈夫だ。

 

数シーズンぶりにダウンジャケットを新調したのである。以前に購入直前までいったアイテムだったが、そのときは運悪くサイズがなくて諦めた。その同じものと数年ぶりの再会を果たし、私は試着をした上で改めて購入を決めた。

 

新色のブラウンとしばし迷ったが、結局は前回と同様ネイビーを選んだ。マットな色合いと、シルエットが崩れにくいしっかりとした素材で作られているところが気に入っている。

 

数日前に今シーズンのものが入荷したらしく、店員さん曰くやはり毎年冬を迎える前に売り切れるそうだ。このタイミングで出会えてよかった。おかげで前回と同じ轍を踏まずにすんだ。

 

今後このダウンには長いことお世話になるだろう。安くない買い物だが、そう思うと勿体ない気持ちはなかった。全幅の信頼が寄せられる相棒を手に入れた、その安堵感の方が強かった。

 

その他モールの中では妻や子供たちもめいめいに買い物をした。私も本屋に行き、海外文学コーナーで偉大なる名作の新訳を見つけ購入した。上下巻に分かれた長篇となるが、この冬休みは国の要請もあり長くなるらしいから、そこでゆっくりと読み耽りたいと思っている。

 

なんにせよ、これでもうこの冬は大丈夫だ。