いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう

文学パパが綴るかけがえのない日常

勘違い成金

勘違いをして痛い目にあった。

 

今の部署に異動し、役職もつき、残業が増えた。それに伴い月給も増えたことで、私はプチ金持ちになったのだと、大きな勘違いをしてしまっていた。

 

コロナによる巣籠もり期間も増えたせいで、たまに外出すると、ストレスを発散するように散財するようになった。食事も金額を気にすることがなくなり、宅配ものも気の向くままに頼むようになった。

 

そのツケが遂にまわってきた。

 

クレジットカードが止まったのである。カードの引き落とし元口座に不足額が出たのだ。足りなかったのは数万円だったので、すぐに別口座からお金を移し事なきを得た。しかしカードの再開には数日を要するため、未だカードが止められた状況にある。

 

そのおかげで、父の日に送るプレゼントの決済もできず、さらには発売日である今日に届くはずだった本の注文も、知らぬまに止められてしまっていた。

 

カード口座から貯金口座へとお金を移し過ぎたこともあったし、年に一度の固定資産税の引き落としもあった。さらには今月の引き落とし額が予想以上だったこともあって、今回の不足額発生に繋がった。

 

妻も自分の管理不足を嘆きへこんでいたが、私もじわじわと反省の念がこみあげてきた。月給がちょっと増えたくらいで、何を裕福になったと勘違いしていたのか。スケールの小さい成金バカ野郎である。

 

あらためて、身の丈にあった生活を心がけることにしようと思った。慎ましく、節度のある生活を送るのだ。またカード口座には大きく余裕をもたせ、貯金口座には満を持してお金を移すようにしたい。

 

それにしても、今日届くはずだった本が届かなかったのはショックが大きい。しょうがないので、既読本を読み返すことで、活字飢えの間をつなぎたい。