いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう

文学パパが綴るかけがえのない日常

365日

今日でこのブログを書き始めて365日となった。

 

特にルールにしているわけではないのだが、書き始めてからまだ1日も休んでいない。有難いことに、日常をテーマにしたこのブログでは、書く題材には事欠かない。

 

私がここで書きはじめた目的は、①家族とのささやかなる日常を思い出として書き記しておくこと、②文章を書くことを習慣化して上達させること、にあった。

 

今のところは、自分なりにではあるが、目的が達成されているような手応えを感じている。

 

私はこのブログを始める前は、あるジャンルに特化したブログを書いていた。3年半くらい続けていたのだが、そのジャンル自体の隆盛もあり、シーンでは広く認知され、日々多くの人に訪れてもらえるブログとなった。

 

憧れのレジェンドから連絡が来たり、インタビュー記事が実現したり、作品のスペシャルサンクス欄に名前を乗せてもらえたり、ラジオで紹介されたり、仕事のオファーを貰えたり、と有難い経験を次々させてもらった。

 

私も書いていてとても楽しかったのだが、テーマを限定せず、もっと自由に、多くの文章を書きたいという思いが強くなっていった。対象にしていた内容よりも、「文章を書くこと」自体への欲求が徐々に優ってきたのだ。

 

そんなこともあり、私は名義も変え、ここで文章を書き始めた。最初は並行運用もしていたのだが、不器用な私に両立は難しく、元のブログの方は休止宣言をした。今はここで自由に書くことに、日々喜びを感じている。

 

1年前と比べると、書くスピードが速くなった実感がある。また、何を書くにしても身構えるということがなくなった。「大抵のものは文章で書くことができる」、そんな自らを奮い立たす為の自信も抱けるようになった。

 

副次的効果ではあるが、仕事においてもプラスに働いているようだ。以前からも得意ではあったが、議事録等の文章作成はもちろん、資料作成やプレゼンテーションにおいても、良い影響を及ぼしているように感じる。

 

そして、これはおそらく自分だからこそ感じられる点ではあるが、1年前の自身の文章を読み返してみたときに、その確かな成長を実感することができた。

 

全体的に書くことへの力みが抜け、節々で見られた角張った印象が減り、少し丸みを帯びた。まだまだ目指すところは先ではあるが、少しは前進できたように感じる。

 

加えて、自身の文章における課題が明確に把握できたことも大きい。今後はその点を意識して改善を施し、また後で読み返した際に、成長を感じられたら嬉しく思う。

 

そして、このように毎日文章と向き合っていると、なにか『作品』と呼べるようなものも時間をかけて真剣に書いてみたい、そんな欲求も湧いてくるようになった。

 

なんにせよ、このように文章を書くことは私にとっての大きな喜びだ。満足いくまで続けていきたいと思う。

 

そしていつの日か、ここに書いた思い出たちを読み返し涙してしまうそのときを、心から楽しみにしておこう。